六本木ヒルズ・森美術館でル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡を見てきた。
パリのコルビュジエのアトリエとマルセイユのユニテ・ダビタシオン、それにカップマルタンの休暇小屋の原寸室内模型が展示されているとのことであるが、イタリアの家具メーカー・カッシーナがミラノ・サローネに展示する為に製作したカップマルタンの休暇小屋の室内レプリカは良くできていたが、他の二点は貧弱でお粗末、多くを期待しないでスケールを確認するだけのものと考えた方が良さそうだ。そんな中で、ユニテ・ダビタシオンの室内階段のレプリカだけは一見の価値がある。ジャン・プルーヴェの影響によるデザインであろうか、薄板鋼板を三角形にロールフォーミングによる曲げ加工したササラ桁とプライウッドの踏み板のディテールが実に理に適って美しい。
そういえば、六本木にはコルビュジエを師とする前川國男氏の元で修業した大高正人氏による全日本海員組合会館が建っている。この建物にもコルビュジエのミームは受け継がれているのである。それにしても周囲に高層建築のなかった竣工当時の写真と比べると、様変わりしたものである。
Posted by S.Igarashi at June 4, 2007 09:19 AMわきたさん、どーも。
>家族の関係の在り方が違いますからね、日本とは
社会との関係の在り方もね。
masaさんのオックスフォード便りを読んで、Google Earthで俯瞰してもコモンズが生きているものね。
iGaさん、こんにちは。「う〜ん納得。(^_^;)」と言われると、恥ずかしくなってきますね…(*^0^*)。でもね、かつて公団で育った記憶と、ユニテ・ダビタシオンはどこかでつながっているように思いました。これもミームですかね。もちろん、ユニテ・ダビタシオンのほうが豪華だと思いますが。それから、子供用のシャワーがついているところ、「ああ、欧米だよ」と思いました。家族の関係の在り方が違いますからね、日本とは。
Posted by: わきた・けんいち at June 18, 2007 05:11 PMどーもです。
公団テラスハウス育ちのわきたさんがユニテ萌え、う〜ん納得。(^_^;)
府中市郷土の森博物館は宮本常一の「生誕100年記念事業」としては業績の見せ方に工夫もなく物足りない気がしますが、宮本常一が監修した博物館として博物館全体をみると、彼が伝え残そうとしたモノやコトがそれなりに伝わってきます。
今朝、東京のホテルでNHK「新日曜美術館:近代建築の父 ル・コルビュジエの真実」を見て、チェックアウトのあと、そのまま森美術館にいって観覧してきました。本当は、府中市郷土の森博物館にもいきたかったのですが、時間の関係で、六本木だけにしました。ユニテ・ダビタシオン、萌えました…。
Posted by: わきた・けんいち at June 17, 2007 10:53 PMkdoorie-aveさん、こんにちわ。
どうぞ、リンクして下さい。
六本木ヒルズ・森美術館に行っても、鎌倉の県立近代美術館みたいにぼーっと休める場所がなくて困ります。スウェーデンセンターのあった場所にできたスターバックスは難民シェルターみたいで落ち着けなくて嫌です。それよりも残念なのは六本木ヒルズ・テレビ朝日新館の向かいにあったシャリオが閉店してしまったことですね。
http://citrohan.sub.jp/be-eater/archives/000054.html
あのチョコレートバナナクリームパイをもう一度食べてみたい。
ル・コルビュジエ展、長くやっているから安心...なんて思っていると、あっという間ですね。急がなければ。
ジャン・プルーヴェのエントリーを拝見したのですが・・>神奈川県立近代美術館に来たら、必ず二階の喫茶室で休むことにしている・・・→私も女学生の頃から、必ずあの喫茶室で休むことにしているのです♪ささやかなあの空間がとても好きで。美術研究所も鎌倉でしたし。
ところで...今さらナンなのですが...リンクを張らせていただいてもよろしいでしょうか?(当方、ヘナヘナブログにつき、なかなか言い出せず...。)