小さな鉄道 旅日和 (単行本)
杉崎 行恭 (文/写真)、小野寺 光子 (イラスト)
出版社: JTBパブリッシング
kadoorie-aveさん、こと小野寺光子さんのブログ「ONE DAY」でも「乗り物・駅」のタグで紹介されていた「J-B Style」の連載が一冊になった。
15のローカル私鉄が紹介されているが...どの「小さな鉄道」にも乗ったことがないなぁ...聞いた事のある「小さな鉄道」は「小湊鉄道」と「わたらせ渓谷鉄道」位なもの...これらの鉄道は余程の乗り鉄系の鉄ちゃんでない限り...知る機会も少ない。もしも...この本が写真だけだとしたら『非鉄系』の読者を惹きつけることはないでしょう。そう、この本を魅力的にしているのは、機関車や列車だけでなく、ローカルな「小さな鉄道」を維持し守っているオジサンやオバサンの日常の姿を親しみやすく描いているイラストの力ですね。それにしても「つけナポ」に好奇心と食い意地を発揮する画伯に...☆☆☆。
追記:出放題・阿字ケ浦駅(ひたちなか海浜鉄道)
kadoorie-aveさん、どうもです。
>中には、本人よりも似ているといわれるものも...。
ですね。こーゆーオジサンとかオバサンって居るよな....
何処かで会ったら...挨拶したりして...
はやく紹介していただいたお礼を書き込まなくちゃ...と思っていたら、既に中身の濃いコメントがぎっしり。
「非・鉄/鉄道は好き/乗るのも沿線の人に会うのも、大衆食堂に入るのも好き/ただし鉄道のデータや固有名詞は何一つ覚えられない」レベルの私ですので、コソコソと書き込みます...。
iGaさん、あたたかな目線で、的確に表現してくださって本当にありがとうございます!このままコピペして、宣伝に使いたいくらいです。
しいて一言はさむならば、文中、食べ物に好奇心と食い意地を発揮している私の姿は、本当は文を書いた杉崎氏自身の姿です。「そんなこと言ってないじゃないですか〜!」と杉崎氏に抗議するも、とりあってもらえませんでした...
遠慮なく自慢できる点を挙げるとすれば、人物の絵でしょうか。多分、はじめてその地を訪れるかたでも、一目で「あ、『小さな鉄道...』に載っていた人だ!!とわかるハズであります...。中には、本人よりも似ているといわれるものも...。
『日本を旅したことがないなあ、どこかに行きたいなあ」としみじみ思った、その一ヶ月後に始まったこの連載。汚れなく、初々しい目で見た旅の記録です。
どうぞよろしくお願いいたします。
一度乗ってみたかったのは今は無き2フィート6インチゲージの台湾東部線にあったと言う夜行特急列車。4フィート8インチ換算だと時速400kmの揺れだったとか。
Posted by: Fumanchu at February 26, 2012 02:07 PMあと可愛らしいのは伊豆箱根鉄道駿豆線。三島の市街地も面白いし「セレブが愛人と潜伏」の定番であった修善寺駅前の書店にはちゃんと私家版(といっても著者お墨付きの)の「修善寺物語」があったり。小野寺画伯向きかも。
Posted by: Fumanchu at February 26, 2012 02:04 PMリニア中央新幹線の環境アセスメントも動いてますが...国家プロジェクトは沿線住民に百害あって一利なし...
国鉄民営化に伴い...トカゲの尻尾切りされた...赤字線が...中央と地方の関係を明解に表わしてますね。と云うことで、上から目線の原武史の『「鉄学」概論』よりも...生活者の目線で捉えた『小さな鉄道 旅日和』に......☆☆☆です。
シゾーカとハチョージに「岳南」ですか...なんとなくビミョーですね。
Posted by: iGa at February 26, 2012 12:50 PM八王子の話ですが……、岳南鉄道の「岳南」はデジャブ感あり。
浅川沿いの現在のカレッジタウンの場所は、製紙会社の工場がありましたです。その会社の名前が「岳南製紙」だったような。
新聞印刷用のロールを一本、毎日出荷していたという記憶がある。
飯田線はJRみたいな顔をしていますが、雨敬の頃に伊那谷の旦那衆が「お国を頼っていたら、何をされるか分からん。」と民営で始め、後にお国に召し上げられたもので、時速20km区間という可愛らしいトンネルが連続する所もあります。豊橋で時速100kmで走る東海道本線の通勤電車に落ち着くと「凄い。これなら新幹線など要らんじゃないか。」と感動するのであります。
Posted by: Fumanchu at February 25, 2012 08:56 PM岳南鉄道は3月で貨物列車が廃止らしく、御宅連が「どーする?」とやっておるようです。
Posted by: Fumanchu at February 25, 2012 08:43 PMどうも先生、阿字ヶ浦駅のリンクを付けておきました。
この表紙の岳南鉄道は横沢くんのテリトリーかな。
ひたちなか海浜鉄道湊線阿字ヶ浦駅
改札を出て海え向かうと「ますや」という旅籠が御座いまして、、、(広沢虎造調で)
http://dehoudai.exblog.jp/13341761/