今日の東京新聞朝刊一面は『「浜岡以外も見直しを」 元地震予知連会長が警鐘』の記事。一方見開きの「こちら特報部」<新日本原発紀行>「志賀(石川)編 過去には臨界隠し、不具合で停止続発」はネットではサマリーだけで全文は読めないが、原発に併設されたテーマパークもどきのPR施設「アリス館志賀」ではプルト君ではなく不思議の国のアリスが安全神話のプロパガンダ教育に駆り出されているとか...う〜ん、ドジソン先生が生きていたら...なんと思うだろう。...と云うことで浜岡原発だけを期間限定で停止させる政府の意向を批判し、メディアの役割を果たそうとしている東京新聞は駅のキオスクやコンビニでも完売しているそうだ。
出放題:三稜石は昨日の浜岡原発の遠景...
Tosiさま、はじめまして。
そうですね、東京新聞も今までは記者や編集委員が書くと都合の悪い処は『本音のコラム』の外部執筆者に下駄を預けたりしてましたが、「こちら特報部」の<新日本原発紀行>も現地に取材して地元民の意見を掘り起こす等、本気度がみられる様になりましたね。今日も『「浜岡」だけが特別なのか』と突っ込んだ内容でした。
Posted by: iGa at May 10, 2011 09:21 PMはじめまして。
東京新聞が信頼できるのは、4月7日付けの『筆洗』のように、「マスメディアとして、原発の「安全神話」をつくることに加担した責任を自らの手で問い直さなくてはならない。新聞の再生はそこから始まるのだと思う」と確認することから、フクシマの重大事故に向き合うことを始める姿勢を明確にとっているからです。他の新聞にはこのような誠実さは皆無といってよく、責任を追及されればおそらく見苦しい自己弁護、自己正当化に終始することでしょう。原子力ムラと大して変わりなく、組織防衛、自己保身、自分たちの「権威」や「無謬性神話」の見かけ上の維持・修復のほうが人命より重要なのです。
『世界』6月号はなぜかまだ届きません。