しかし、なんでこうも不愉快な思いをしなければいけないのだろうか。まるで私が犯罪者か容疑者であるかのように、ユーザーサポートは高圧的な態度で尋問を繰り返すのだろう。それも、同じことを何遍も繰り返し説明しても、理解しようとしないのか、まるで聴く耳を持たない。揚げ句に問題があるのは自社製品でなくiPhoneかiPadにあるような言い方さえする。
実は『iPhone用ワンセグチューナー「TV&バッテリー」がアップデート、iPhone 4・iPadでもテレビ視聴が可能に』と云う記事を読み、止せば良いのにAmazonに注文してしまったのが事の発端である。谷戸にある我家はアナログ地上波の難視聴地域、現在は地元町民によるテレビ共聴組合により佐藤製薬にある地上波アンテナから分配されているケーブルに頼っているのだが、それは地デジ化された来年で解散することが既に決まっている。そんなことでワンセグチューナーがあれば、どの程度、地上デジタル波が受信可能なのか試してみようと思ったのである。それにiPadでもテレビ視聴が可能とあるではないか...。
そして28日月曜の午前中、Amazonから「TV&バッテリー」が届いた。早速、AppStoreから『テレビ』をダウンロードしてiPhoneとiPadに同期しインストールする。次に「TV&バッテリー」本体を電源に繋いで充電を行ない準備を整える。AppStoreのカスタマレビューを読むと...う〜ん...早まったかなと...一抹の不安が頭をよぎる...。
昼過ぎに「TV&バッテリー」本体の充電も完了したので、iPadとペアリングすることにした。念の為、電源を繋いだままで「TV&バッテリー」本体に負担を掛けないようようにした。電源を入れ、iPadのWi-Fi設定から「TV&バッテリー」を選び、『テレビ』アプリを立ち上げると、「TV&バッテリー」を探してから左下図が表示される。バッテリーは充電済みなので「続ける」のボタンは直ぐにブルーに変わり、ボタンをクリックしてアップデートが始まった。暫くして、右下図が表示され送信完了。
iPadを再起動して、「TV&バッテリー」の電源を再投入しても、ウンともスンともしない。「TV&バッテリー」の再起動に時間が掛かるのかと思い、そのまま暫く、様子をみることにした。10分以上経っても変わらないので、iPhoneに付属していたピンでリセットすることに...
再度電源をスイッチを入れると、ステータスランプが一二度点滅して、そのまま電源が落ちる。iPadのWi-Fi設定に「TV&バッテリー」が表示されれば無線が発信されていることになるのだが、無反応のまま。何回かリセットしてもステータスランプが数回点滅するだけ...仕方なく「iPhone3G TV&バッテリーユーザーサポートセンター」に電話することに、10分以上待たされて漸く繋がった係の人に経緯を説明する。開口一番『iPadは対応してません。』の一言。『あのねー....』と一から説明...iPad互換は解ったようであるが...次に『最新のアプリを使ってますか...』....また『あのねー....』とアプリのバージョンと更新日を説明、『iPhoneで試しましたか....』...『あのねー....iPhone3G TV&バッテリーユーザーサポートセンターのよくある質問ページにあることは確認して...それでも駄目だから...電話してる訳...』....『iPhoneかiPadに問題あるかも知れません....』...『あのねー....iPadもiPhoneもWi-Fiは正常に機能しているの...それでもTV&バッテリーの無線を拾わないのだから...TV&バッテリーに問題があるのは明らかでしょう...』...これだけ説明しても...SoftBank側の非を認めないし...謝罪の言葉の一つもなく『折り返し電話しますので...暫くお待ち下さい。』と...
....北朝鮮でもないのに停電...ここから数行消失...陰謀か...気を取り直し...再開
10分ほどして電話『SoftBankShopで確認しますので、近くのSoftBankShopにTV&バッテリーとiPhoneを御持ち戴いて、そこで接続を確認します。』...『あのねー....俺はねこうした事に25年位の経験はある爺なの...少なくてもSoftBankShopの御姉さんよりは詳しいと思うよ...たぶん無駄だと思うけどね...』....何処までも不良品であることを認めたくないSoftBank...どんなモノでも商品には歩留まりが付き物...そうしたリスクを計算して価格設定しているだろうに...
『もう一度、電話しますので、御持ち下さい。』ですと...『いつまで待てば良いのですか。』...『...営業時間が19時までですので...それまでには...』おいおい....『出掛けなければいけないから...じゃぁiPhoneに電話して下さい。』
出掛ける準備をして玄関の鍵を掛けているときにiPhoneに着信...『故障かどうかの判断はSoftBankShopで確認しますので近くのSoftBankShopに御持ち下さい...』...何処まで人の手を煩わせれば気が済むのだろうか。再び玄関の鍵を開け、TV&バッテリーとiPadをバッグに入れて持ち出す。用事を一件片付けて、家から一番近いSoftBankShopに車で向かう、5〜6台停められる駐車場は塞がっていたので、前庭の端に出入りの邪魔にならない様に駐車して店内に入る。三つある接客カウンターには商談中の客が...暫く待ってから左端の接客カウンターが空いたので、カウンターにTV&バッテリーとiPadを広げ、応対にでた茶髪男子スタッフに赫々然々と、今までの経緯を説明する。件の茶髪男子君から、どちらのサポートに電話されたのか訊ねられ、iPadで「iPhone3G TV&バッテリーユーザーサポートセンター」の頁を示す。メモを取る茶髪男子、電話する茶髪男子、遠隔操作モードに入る茶髪男子。iPadのWi-Fi設定を示し『「TV&バッテリー」に電源が入ればここに「TV&バッテリー」のSSIDが表示されなければいけない。』事を説明、「TV&バッテリー」のSSIDは外箱のシリアルナンバーの下に書いてあるアルファベットと数字によるコードがそうであることも、こちらから説明。
遠隔操作されている茶髪男子くん、電話の相手に『それはSoftBankが悪いでしょう』と呟いている。どうやら、茶髪男子くんを遠隔操作している人物は厄介者である私を排除したいらしい。先ず、「TV&バッテリー」をAmazonから購入したことに因縁を付け始めた。保証書に販売会社の印がないことを理由に交換に応じられないと言い出した。Amazonからの出荷明細書を持参したのだが、それでは駄目と此処に電話してくれと差し出されたのが『有償サポートセンター』の電話番号である。今どき、通販会社の出荷明細書の発行日が保証書の日付になることは世間の常識である。『あのねー....裁判起こしたらあんた方負けるよ...商習慣が優先されるのは...常識だよ。Appleも商品出荷のお知らせメールを修理保証・購入証明に替えているくらいだよ。』と云うと....遠隔操作されている茶髪男子くん、頑なに『いえ、うちはAppleとは違いますから...認められていません...』
しかし、何故に自社製品の不良を認めないのだろうか。俺だって『申し訳ありません、ご迷惑お掛けしました。』の一言があれば、キレることもない。しかし、此処で俺がキレなければ、悪いユーザーサポートのまま、こいつら反省しないだろうな。...と考え...アドレナリンもオーバーフローし始めましたので、私キレました。啖呵を切りました。「TV&バッテリー」をカウンターの上に置いたまま店を出ました。茶髪男子くんが『置いていかれては困ります。』と追いかけて、車のドアを開けようとしたので、ドアロックして...『ゴミはいらない』と一言。茶髪男子くんを置いてSoftBankShopから立ち去りました。
不良品の「TV&バッテリー」を持ち帰ったとして、SoftBankとの不毛な交渉、この不愉快な情況はこれからも続くことを考え、それによって失われる時間や傷つく心と果たして見合うのか...私は不毛な時間を選択するのを止めました。
こんなに嫌なことは「象の時間、ネズミの時間」で書いたキャノンのレーザープリンターの保証期限の解釈以来です。
Posted by S.Igarashi at June 28, 2010 07:31 PM>masason の責任ある反応を期待したいものです。あんなカッコいいご発言をした後ですから……。
それは、ありえないでしょう。
彼のTwitterを読んで見ても自己正当化が綴られているだけで...言葉と云うモノが...フィクションを作るために進化したのだと...
僕もsoftbankのサポートに電話して無駄な時間を使わされた事がありますが.....これはひどい(;_;)
どうもです。
まったく、ここまで顧客をぞんざいに扱うのか理解し難いことですね。
自分たちが客商売をしているのを忘れているのでしょうね。
あ〜昔、畑違いの出版とは云え、SoftBankから4冊も...あれは私の人生の汚点と思える...今日この頃であります。
Posted by: iGa at June 29, 2010 08:06 PMやぁ、精神衛生上好ましからぬ状況……その記述を読みながら、私までもアドレナリンが……でありますですね。
Twitter も読んでいますが、masason の責任ある反応を期待したいものです。あんなカッコいいご発言をした後ですから……。