神田川再発見
歩けば江戸・東京の歴史と文化が見えてくる
神田川ネットワーク [編]
東京新聞出版局・発行(本体1429円+税)
帯に書かれた内容紹介には『神田川水系の歴史と文化を、5年の歳月をかけて徹底踏査したデータ約1000項目、写真150点、江戸名所図会29点。神社仏閣はもちろん、橋の名のひとつひとつにも興味深い由緒来歴がある。ウオーキングのガイドブックとしてだけでなく、神田川を知る資料としても手元に置きたい一冊。』とある。判型サイズを考えると持ち歩くには不向きであるが、神田川水系の現況を知ろうとするならば「川の地図辞典」と併せて必携の書であろう。
気になるのは関係性が見えてこないフラグメンテーション(断片化)を起こしたような書籍構成とイラストマップの完成度の低さ、自費出版の内部資料ならまだしも...残念である。
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内容(目次)
第一章 神田川上流部
井の頭公園〜高田馬場 /玉川上水緑地と寺町/神田川上流部の水環境/神田川36景 その1
第二章 神田川都心部
高田馬場〜柳橋/甘泉園から早稲田大学へ/神田川の分水路/飯田橋周辺/小石川後楽園周辺/御茶ノ水まで南岸を行く
第三章 善福寺川
善福寺公園〜神田川合流点
第四章 妙正寺川
妙正寺公園〜神田川合流点/上高田の寺町/神田川36景 その2
第五章 日本橋川・亀島川
三崎橋〜豊海橋/霊岸橋〜南高橋
第六章 思い出の川筋
桃園川/川歩きの楽しみ/笹塚川/谷端川・小石川/弦巻川/水窪川/蟹川
井草川/江古田川/神田上水・助水堀跡/神田上水・素堀部跡
付 隅田川右岸
両国橋〜勝鬨橋/隅田川左岸の名所/隅田川の橋一覧
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第五回アースダイビング・善福寺川+阿佐ケ谷住宅
Niijimaさん、どうもです。
こちらこそ、今年も宜しくお願いします。
追記した目次のように内容はありますが、マッパーには地図がオソマツで我慢の限界を超えてます。(^_^;)
やはり、各時代の地形図や数値データに基づく凸凹地図があれば客観的事実をベースに想像力や妄想力を広げることが可能ですが、イラストマップでは描く側の恣意的判断により情報が限定されてしまうのが...です。
一つでも国土地理院承認の地図があれば、まだしも...縮尺も方位もアバウトでは...困りますね。逆にいえば「川の地図辞典」や国土地理院の地形図等の重要性が増します。
Posted by: iGa at January 13, 2009 01:57 AMiGaさん、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
そうですか、編集に難があるのですね。地図はさすがに「川の地図辞典」を経験してしまいますとね!
と云いつつ取り敢えずブラジルの大河に注文してみました(^^;