August 02, 2008

iPhoneで名作を読み、図面を見る...

FileMagnetiPhone00.jpg

と云うことで待望のiPhoneやiPodtouchでPDFを見るソフトのファイル・マグネット(FileMagnet)である。7月29日付けの『林 伸夫「Long and Winding Mac」』の記事では、未だ横向き表示ができなかったが、翌々日のiTunes7.7.1のアップデートに合わせるようにFileMagnetもアップデートされ横向き表示にも対応するようになった。今、話題の蟹工船は青空文庫からテキストファイルをダウンロードして、egword Universalに読み込み用紙設定をハガキサイズの縦書きでPDFに出力したものである。一行20文字程度が読みやすかろうと、フォントはヒラギノ明朝の16ポイントを指定した。MacOSの場合はシステムレベルでPDFをサポートしており、プリントするようにPDFを作成できる。つまり、CADの図面でもなんでもPDFにして持ち運べるのである。
追記:因みにiPhone/iPod touch用の青空文庫ビューワサイトもあります。もちろんネット接続されていることが読書の条件です。(実はこのサイトから青空文庫のPDF版をダウンロードできるのですが、このFileMagnetに対応してないPDFのフォーマットの様で残念ながらiPhoneで読むことは叶いません。オフラインでもPDFを読めるiPhone専用リーダーがリリースされることを願います。)
追記2:もしや...と思い、ダウンロードした青空文庫のPDF版をMac OSのプレビューで開いてから「別名で保存」したところFileMagnetでも表示するようになった。但しファイルサイズは増える。

FileMagnet000.jpg

Version1.0 のリリースが2008年7月6日、そして2008年7月30日にVersion1.0 .1のリリースである。AppStoreに寄せられたUserからの不満も徐々に解決されるようだ。但し動作環境はOSレベルでPDFをサポートしているMacOSX のLeopardでのみである。この他にiPhoneにファイルをアップロードするUploaderも必要で、これはMagnetism Studiosのサイトから無償でダウンロードできる。

上左図がMacのデスクトップに置かれたFileMagnet Uploaderである。iPhoneで見たいファイルをここにドラッグ&ドロップする。上中図がMacと接続している状態、接続解除は左上のアイコンをクリックするとPCと接続解除するか尋ねられる。上右図は接続解除されている状態、FileMagnet Uploaderを起動しておきMacと接続し左上のアイコンをクリックすれば接続されMacのデスクトップにもファイルのリストが現れる。追加ファイルをFileMagnet Uploaderに放り込めば、iPhoneにアップロードされる。

上図:PDFによるCAD図面を見る。FileMagnet Version1.0

上図:メールに添付したPDFによるCAD図面を見る。Wi-Fi環境か3Gによるパケット通信の何れかが必要。添付されたPDFを保存したりできない。保存できるのはJEPG等の画像データだけ。

MacOSX Leopardのシステム環境からegwordでPDFに出力する。FileMagnet ver.1.0 .1から横向き表示が可能となった。上左図:egwordによる編集画面、用紙サイズ・ハガキ、上中図:横書きで出力、上右図:縦書きで出力。

Posted by S.Igarashi at August 2, 2008 02:00 AM
コメント

Jackさん、はじまして。
こちらこそ、宜しくお願いします。

時々「Apple-Style:アップルなBlogをリンク」で紹介されている貴ブログも拝見しております。

仰る通り『Mac OS の魅力のひとつは PDF との高い親和性です。』ね。

Posted by: iGa at August 13, 2008 09:59 AM

はじめまして。Jack と申します。
いいエントリを拝見させていただきました。
拙ブログで取り上げさせていただきましたので、ひとことご連絡いたします。誠にありがとうございます。
これからもこちらに寄らせていただきます。

Posted by: Jack at August 13, 2008 09:23 AM

でしょう。
書類をプリントしてiPhoneに入れて持ち歩く感覚ですね。
それも、これもMacならではの機能があるから...ですね。

Posted by: iGa at August 2, 2008 07:47 AM

なるほど.............。いろいろ使えますね。
次回アースダイビングには.......これだけ、パイプくわえたオッサンみたいに、僕なんか、これだけ........でいけるんですね。

Posted by: AKi at August 2, 2008 04:05 AM