May 11, 2008

地域雑誌「谷中・根津・千駄木」


昨日の東京新聞・こちら特報部に『季刊誌「谷中・根津・千駄木」来春に幕』の記事が、発行部数が採算ラインを割ってしまったという現実もあるが、今までモチベーションを支えてきた都市のフォークロアが壊滅してしまったということではないだろうか。編集発行人の森まゆみさんは『だんだん自分たちの町ではなくなってきた。オートロックの建物が増えたり、個人情報保護といった風潮から以前のように話をじっくり聞けなくなってしまった。』と語る。「谷根千」や「神楽坂」といった町がブームに乗り観光地化すればするほど、そこで生活する人々の心にはある種の疎外感というか虚脱感のようなニヒリズムが芽生えるような気もするのだが...。

Posted by S.Igarashi at May 11, 2008 11:03 AM
コメント

リンクを辿って岩波ブックセンターを見ましたが良さげな本棚ですね。
高島平に住んでいた頃は途中下車して神保町界隈を徘徊してましたが、最近はご無沙汰です。そういえば先月、銀座東芝ビルの旭屋書店も閉店したそうで、あそこも「みすず書房」とか硬派の書籍が充実してました。

Posted by: iGa at May 18, 2008 07:31 AM

昨日行った岩波ブックセンターの入口の平台に、「季刊誌「谷中・根津・千駄木」が沢山並んでおりました。

Posted by: AKi at May 17, 2008 10:47 AM

じんた堂 さん、どうもです。
地主さんや家主さんが住人の場合はまだしも、遠くに住んでいたり、法人だったりすると、尚更のこと経済原則が優先されますね...。

Posted by: iGa at May 13, 2008 07:30 PM

 古い町もひとたびブームとなると、食べ物屋さんは外から訪れる人のためにお店を増築し、地主さんは古い建物を改築してそこによそからの店と人を入れ、しばらくすると街並みも人もまったく新しい町になります。

 その結果、昔から住んでいた人は、”だんだん自分たちの町ではなくなってきた”と感じるのかなと思います。

 これを町の活性化ととらえるか、それとも破壊ととらえるか考えさせらますね。

Posted by: じんた堂 at May 13, 2008 02:50 PM