と云う事でION iTTUSB05 USB Record Playerから取込んだLP音源のスクラッチノイズをフリーウェアの波形編集ソフト"Audacity"を用いて除去してみた。マニュアルも何も無いので手探りによる操作である。上図ウィンドウの赤枠で囲まれた部分がスクラッチノイズである。スクラッチノイズの除去には二通りあり一つは「ポップノイズとクリックノイズの除去」のコマンドからパラメータ(数値の対応付けが良く解らない)を設定する方法と、もう一つは波形をマニュアルで編集する方法である。下図はスクラッチノイズを除去した後の波形である。
「ポップノイズとクリックノイズの除去」のコマンドでは除去出来なかったノイズは波形編集して除去する。先ずはノイズ部分を選択して拡大する。
更に拡大する。
波形にポインタが現れるまで更に拡大する。
ドローツールを用いて波形を編集してノイズを除去する。と云う事で手間暇の掛かる作業なのである。簡単にワンクリックでプチプチとゴミを除けば良いものと思っていたが、そうではなかった。また細かなチリチリ音のノイズ除去も難しい。
まぁ、手間暇や音質を考えるとCDが発売されているならば、当然ながらCDを買った方が良い。
拡大するとデジタル的なドットパターンをプチプチと消して行くことを想像してましたが、拡大してもアナログ的なシーケンシャルな波形に視覚化されていたのは、ちょっと驚きでした。
Posted by: iGa at August 20, 2007 11:21 AM なるほどねえ、これは時間を拡大する、つまりゆっくり時間を動かすということを視覚化したのですね。
そう考えると、なんだかバックトゥーザフューチャーのように、時間を遡っているような気分で、ぼくにはとても新鮮な感じがします。ほんとは、時間ではなくて音をいじっているのでしょうけれど。