August 10, 2007

素数ゼミの謎

素数ゼミの謎 /吉村仁・著
先日「空蝉」をエントリーした数日後、深夜放送の理科系ヴァライティ番組で「17年ゼミ(Magicicada)」をテーマに取り上げ、その解説は著者の静岡大学教授・吉村仁氏でした。氏は「17年ゼミ」の17と云う数字に着目。その17と云う素数が種の保存に対し有利に働き、自然淘汰を乗り越え生き残ったかを解説。と言っても、深夜につき居眠り状態で見ていたので、話半分も理解していなかった。そんな訳で昨日、書店で本書を見つけ即購入、内容は素数を切り口にした進化論の話であるが、図版も豊富で、腰巻きにも書いてある様に小学校上級生位から大人まで楽しめる内容となっている。

1章 アメリカの奇妙なセミ 
 1節 不思議な生き物、セミ 
 2節 50億匹のセミ!?
2章 小さなセミの秘密 
 1節 アメリカ中がセミだらけ!? 
 2節 謎を解くカギは「気温」? 
 3節 とてつもない時代「氷河時代」
3章 セミの歴史を追って 
 1節 祖先ゼミの受難 
 2節 不幸中の幸い「レフュージア」 
 3節 奇妙な性質のはじまり
4章 素数ゼミの登場 
 1節 13と17の秘密 
 2節 「素数ゼミ」の登場 
 3節 魔法の数字の不思議
5章 そして、現代へ 
 1節 長い旅の末に 
 2節 終わりに――「進化」ってなんだろう

もしやと思って調べてみたら、komachiさんが出版されて直ぐに『素数ゼミの謎』が面白いをエントリーしてました。

Posted by S.Igarashi at August 10, 2007 10:36 AM
コメント

komachi さん、どうもです。
著者の吉村先生も、素数について楽しそうに話す、ちょっと面白いキャラクターでした。

Posted by: iGa at August 11, 2007 11:33 AM

iGAさん、ご無沙汰です。話も面白いが、本の作り方にも感心した楽しい本ですよね。

Posted by: komachi at August 11, 2007 09:57 AM