April 26, 2007

泉麻人・青春の東京地図

何故か泉麻人の青春の東京地図である。南伸坊の解説「懐かしいの達人」に書かれている『泉麻人さんは「小学生の頃から、自分が幼稚園児だった時代のことを回想し」ていた、、』を読んで、昭和を回顧するテレビ探偵団のレギュラーだった泉麻人の風貌を想い出し、なんとなく合点がいった。特に彼の書いたコラムのフアンでもないが第五回アースダイビング・善福寺川+阿佐ケ谷住宅の途中でじんた堂さんに教えられたゲルンジー駐車場が牧場だった頃の住宅地図が239頁に載っていたので、つい衝動的に買ってしまったのである。しかし、ゲルンジー牧場について書かれた「住宅地図の旅」は氏が浜田山近くに越してきてからの出来事であるからブックタイトルからの「青春、、、」からは逸脱と云うか付け足しである。本題はブックタイトルの如く、幼年期を過ごした下落合界隈、電車通学をするようになってから徘徊したターミナル駅界隈、繁華街の記憶された風景である。まぁ、同時代にその空間を体験しても人によって見ているモノ、見えているモノが違う、当たり前だがそこが興味深いところで、アースダイビングが終わってから二度も三度も美味しい処にも共通する。

Posted by S.Igarashi at April 26, 2007 09:49 AM
コメント

じんた堂さん、こんばんわ。
そうですね、彼の本は単行本よりも文庫本で揃えておいて、電車でちょっと出掛ける時に車内で読みたい本かも知れませんね。
そういえば、先日、井伏鱒二の荻窪風土記を駅前の古本屋で150円で手に入れました。どこの本屋でも山椒魚と黒い雨の文庫本は置いてあるけれど荻窪風土記は置いてませんでしたが、やっぱり古本屋です。

Posted by: iGa at May 5, 2007 11:10 PM

先日の一箱古本市で「青春の東京地図」単行本を出品しましたが、まったく売れませんでした。私自身もそうですが、泉麻人さんの本は、似たようなタイトルの本がたくさん出回っているので、いつでも入手できるような気がして、買うのがつい後回しになってしまいます。ところが、いざツボにはまると、こんなささいな事を良くここまで書いたなとなるので、なかなか悩ましい本です。

Posted by: じんた堂 at May 5, 2007 08:54 PM