嫌な報道番組を見てしまった。4月26日に放送された日本テレビのNEWS ZERO 特集だ。特集は地方議会の議員が受け取る交通費、いわゆる『費用弁償』の実態を追求したものである。特集の趣旨自体は税金の無駄遣いを告発すると云うものであろう、それには別段異論はない。しかしながら大衆受けを狙ってか重箱の隅を突くような姑息な検証内容には唯々呆れるばかりである。事例として挙げられたのは千葉県議会の県議員の例、支給される費用弁償は一日当り12200円である。番組スタッフは県議員の自宅から県議会まで車を走らせ走行距離を測る。距離は片道約6.5キロと出る。そして件の県議員にインタビュー、家から掛かるガソリン代(燃費・片道1L)を尋ね、次に千葉県内のガソリン平均価格の120円から次の計算式を導き出す。
12,200円(費用弁償)−240円(ガソリン代)=11,960円
そして、差額11,960円を取り過ぎであると結論付ける。実費精算は何かも知らぬ「どんぶり勘定」で良とする番組プロデューサーなのか、意図的に自動車に掛かる減価償却費、法定費用、税金、保険、人件費を排除しているかは知らぬが、この報道内容に対し、ずらりと並んだキャスターの面々は誰も異論を唱えない。小学生以下の頭脳しか持ち合わせていないのか、愚鈍な面をしたキャスターが白痴に見えてくる。
Posted by S.Igarashi at April 27, 2007 11:35 AMテレビ局関係者がゴルフコンペに行く時に誰かの車に同乗して、高速代とガソリン代を割勘にする感覚と云うか、そのレベルなんでしょうね。
「国民総白痴化」を憂いた評論家を父に持つ人物の「上から目線」も何だかなぁ〜と思いますけども。(^_^;)
こうしたワイドショー化された「勘違い報道番組」や情報似非科学番組は好きになれませんが、はなっから「ばかばかしい」番組は好きな私です。
日本テレビ恒例の24時間の製作費の方が、
募金で集まる金額より、はるかに上だと言う事実。
だったらそれを寄付しろと言う話し。
似てなくも無い?
何れにしろ、民放は程度の悪さは「国民総白痴化」に繋がります。