このmasaさん提供の凸凹地図が「アースダイビングはトラムに乗って」の全行程です。都電荒川線(赤)三ノ輪橋駅からは徒歩(黄)で土手通りを下り隅田川を渡り、ゴール地点の向島まで行きます。
第四回「アースダイビングはトラムに乗って」
今回のアースダイビングは江戸・東京を構成する武蔵野台地と荒川水系下流域である低湿地帯の二つの異質な地形を走る都電荒川線を利用し、その中間地点でもあり、二つの地形の結接点である王子・飛鳥山・音無川流域を集中的にダイブした後、音無川が山谷堀となって隅田川に注ぎ込んでいた川口跡を確認して川向こうの向島に渡ります。
音無川は石神井川と荒川(隅田川)との間で繰り広げられた河川争奪戦により生まれた比較的歴史の浅い河川です。この音無川誕生の経緯には自然説と人工説の二つがあり、これも学者の間で決着が付いてない様です。
また、王子・飛鳥山には歴史上二人の人物が大きく関わっています。一人はこの地を江戸の娯楽観光地とした紀州徳川家出身の徳川吉宗、もう一人は大蔵省、第一国立銀行を経て実業家となった埼玉県深谷出身の渋沢栄一です。
これらのキーワードから妄想を膨らませればアースダイビングは100倍楽しくなるでしょう。
今回はあの吉原大門の前も通ります。タイミング良く、玉井さんが本日吉原御免状をエントリーしています。私もMAD Press 1993/7/31に書いた阿呆臭い雑文吉原の大門をエントリーしてました。
・日時 2006年11月23日(祭日)AM11:30〜PM9:00(26日はタイプミスによる間違いでした。m(__)m)
・内容
Prologue 都電荒川線にて早稲田から飛鳥山までの小旅行
1st-Stage 飛鳥山博物館から音無川流域を散策
2nd-Stage 北とぴあから武蔵野台地東端の崖線沿いを散策
3rd-Stage 三ノ輪橋から音無川下流を隅田川まで散策
Epilogue 向島・もんじゃ焼き「とも」にて打ち上げ、宴会。(会費4000円・飲み物代込み)
宴会参加希望者は11月20日までに連絡下さい。
・集合場所
11:30 (1)都電荒川線・早稲田駅 (11:34始発に乗車)
12:00 (2)飛鳥山博物館1階ロビー (12:30第一部開始)
14:00 (3)北とぴあ17階展望室 (14:30第二部開始)
今回、集合する場所を三ヶ所設定しました。江戸東京の地形を体感するにはフルコース参加が最良ですが、途中から参加する方や遅れた方は都合の良い集合場所から合流して下さい。或いは配布資料のダイビングルートを参考にして追い付いて下さっても構いません。
尚、東京都地質調査業協会の技術ノートNo.29「東京のまちなみ」に掲載の「都電荒川線沿線のあゆみ」も今回のアースダイビングに最適の資料です。
既に参加表明されている方には配布資料のダウンロード方法と宴会参加希望の有無についてメールで連絡致します。
参加を希望される方はこちらのコメント欄に書き込むか、こちらにメールして下さい。
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