April 12, 2006

第8回出版UD研究会

イベントの告知です。
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第8回出版UD研究会 2006年4月21日(金)18:30〜20:30
“さわれる本”から“さわる本”をめざして
〜触文化がひらくフリーバリア社会〜
■ゲストスピーカー:広瀬 浩二郎さん(国立民族学博物館・民族文化研究部)
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3月9日〜9月26日、大阪の国立民族学博物館において「さわる文字、さわる世界──触文化が創りだすユニバーサル・ミュージアム」という企画展を実施する。「豊かな触生活」をテーマとする本展示では、点字考案以前に世界各地で使われていたさまざまな盲人用文字、さわっておもしろい物(神社の模型やバードカービング)などを集めた。ユニバーサル=だれもが楽しめるとは、具体的には五感の持つ潜在力を切り開くこと。今回は、五感の中でも現代人に軽視されがちな触覚の可能性にこだわった。
従来の出版物は博物館と同様に、基本的には目で味わうものだった。最近は「さわれる絵本」も増えているが、五感の想像力(創造力)を刺激する「さわる本」は存在しない。触文化を今後の出版活動にどう生かしていけるのか、みなさんとともに考えてみたい。さわらぬ神(紙?)に当たりなし!

■ゲストスピーカー プロフィール
広瀬 浩二郎(ひろせ・こうじろう)
1967年 東京都生まれ。 筑波大学附属盲学校 高等部卒業。京都大学 文学部(国史学専攻)を経て、同大学院にて文学博士号取得。2001年4月より 国立民族学博物館 民族文化研究部 助手。2002年9月から03年8月まで米国プリンストン大学 客員研究員。著書に 『障害者の宗教民俗学』(明石書店 1997年)、 『人間解放の福祉論−出口王仁三郎と近代日本』(解放出版社 2001年)、 『触る門には福来たる−座頭市流フィールドワーカーが行く!』(岩波書店 2004年)がある。

■日時:2006年4月21日(金)18:30〜20:30(受付開始:18:00〜)
■場所:東京しごとセンター 地下2階 講堂
千代田区飯田橋3-10-3
交通機関:JR中央線「飯田橋駅東口」より徒歩7分。都営地下鉄大江戸線・東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅A2出口」より徒歩7分。
東京メトロ東西線「飯田橋駅A5出口」より徒歩6分。
http://www.tokyoshigoto.jp/traffic.php
■参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
■定員100名につき、予約制とさせていただきます。
参加ご希望の方は4月10日(月)までに、下記アドレスに「お名前と所属先(勤務先、学校名など)」をお知らせください。
※定員になり次第、〆切とさせていただきますので、何卒ご了承ください。
※出版UD研究会では、研究会修了後の9時〜11時くらいにかけて懇親会を飯田橋駅付近の居酒屋で行っております。遅い時間 で恐縮ですが、参加を希望される方がいらっしゃいましたら、申込メールに「懇親会参加希望」とお書き添えください。
参加費は割り勘となりますが、通常4,000円前後になっております。

ud8@dokusho.org
※問い合わせ先:
出版UD研究会事務局(読書工房内)担当/成松
(電話:03-5960-1662、ファックス:03-5960-1663)

◎出版UD研究会について…
2004年2月開催の「出版物のアクセシビリティを考えるセミナー2004」(主催:公共図書館で働く視覚障害職員の会)、2005年2月開催の「出版のユニバーサルデザインフォーラム」(主催:毎日新聞社)を経て、それらの実行委員だった有志メンバー(出版・印刷・デザイン・図書館などの関係者)が、2005年7月よりおよそ月1回のペースで定期開催している研究会。2006年6月まで継続の予定。これまで取り上げたテーマは、「拡大教科書の現状と課題」「LD(学習障害)と読書」「公共図書館における読書サポートの可能性」「青空文庫からのメッセージ」「iPodで読書できるか?」「色覚バリアフリー」「著作権保護とフェアユース」。
http://www.d-kobo.jp/ud-pub.htm

Posted by S.Igarashi at April 12, 2006 08:06 AM
コメント

Takahashiさん、どうもです。
造形大の前期授業が21日から始まりますので、ちょっと、、、
そう云えば、昔々、西武美術館が池袋店12階にあったころタイトルは忘れましたが「触れる美術展」を開催したことがありましたね。
入場者がアイマスクを付けてナビゲーターのお姉さまに手を引かれて美術品を触覚だけでイメージすると云う体験コーナーもありました。

Posted by: iGa at April 14, 2006 09:59 AM

Igarashiさま
いつも告知していただき、ありがとうございます。
参加申込を20日までに変更しておりますので、お時間がありましたらぜひご参加ください。

Posted by: T.Takahashi at April 13, 2006 11:02 PM