6月5日のエントリーエスカレーターの安全性で紹介した東京新聞の特集記事に引き続き、昨日と本日の二回に亙り東京新聞では「エスカレーターの右空け」の問題を取り上げている。奇しくも27日には「2歳男児のエスカレーター転落事故」があったばかりである。
都会の死角 エスカレーターの右空け<上>
都会の死角 エスカレーターの右空け<下>
私は空いたエスカレータに乗るときは右側に立ち、右手で手すり(ベルト)に手を掛けている。右利きなのでごく自然な立ち位置だと思う。
エスカレータの片側を開ける習慣は関西から伝わったと聞いているが、これも地下鉄やJR・私鉄等の駅構内のエスカレータ設置が行き渡ってからの習慣ではないだろうか。逆に言えばエスカレータ設置によって階段の一部が潰され、乗降客の流れにボトルネックが生じるようになったのも一因であろう。エスカレータは乗員が限定されたスローな乗り物であって、決してトラフィックを改善するものとはなり得ない。その矛盾が「エスカレーターの右空け」という現象となって表れているのではないだろうか。
先日、新大阪で足止めをくらった時、皆、エスカレーターの左側を空けているのに驚きました。
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別の日、豊橋駅のエスカレーターでは右明けの人と左明けの人の混在というような印象で、皆で困惑、どうしようもなという状態でありました。