老人介護の大部分は食事と排泄の世話に尽きると云ってよい。だから赤ん坊の世話と差はないと言う人もいるが、決定的な違いは赤ん坊には成長の喜びがあるだろうが、老人のそれは衰えてゆくことが必須であり、一時的回復や現状維持はあっても成長することはありえないと云うことである。
満88歳になる母は介護認定3であるが、月に一、二度くらい粗相する。その世話は致し方ないが、臭いに関して辛いものがある。特に老人は加齢臭も加わり、並みのウンコの臭さではない、桁外れに臭い。その臭い対策の為、数年前から食事の後にウンコの臭いを減らすための錠剤を母に飲ませている。結果は効果てきめん、悪臭がフツーのウンコの臭さか、それ以下になった。それだけでなく老人特有の加齢臭も少なくなった。介護する者にとって手放せないこの錠剤は健康補助食品として販売されているキリン・アスプロ株式会社の「シャンピニオン・リフレッシュ」である。主な成分は消臭中和効果のマッシュルーム・エキスとビフィズス菌、乳果オリゴ糖、といった内容である。