今日から仕事始め、でなく授業始めである。例年よりも逸早く今日から大学の授業が始まる。一般企業でも5日まで正月休みのところも多いのに何故だろう。それは例のハッピーマンデーのしわ寄せである。いわゆる祝日法改正で月曜日が祝日になる割合が多くなり、それにつれて、いきおい学校の月曜授業の回数は減ってしまう。通常、大学では前期、後期共、曜日あたり15日を授業日数の標準としているが、今までは月曜日が祭日等に重なっても、13日くらいは授業日数を取ることが可能であった。それがハッピーマンデー施行後は10日か11日くらいの授業日数しか取れなくなってしまった。これでは授業計画が立てられなくなり、ハッピーマンデーも登校日としブルーマンデーにしないと授業日数の帳尻を合わせることができなくなる。授業日数が少ないと単位がどうたらと文句を言うのは文部科学省である。では、ハッピーマンデーを推奨しているのはどこなのだろう。このハッピーマンデーをごり押ししたのはいわゆる運輸族であるようだ。この議員のホームページには自慢気にハッピーマンデーで旅行も増え経済効果がどうたらと戯言を言っている。困ったものである。数えたことがないが今は年間15日の祝日があるらしい。週休二日と有給休暇を確実にとれるような職場環境があれば、祝日なんか少なくて良い。小売業の大手スーパー等では定休日を廃止している所も多い、いきおい従業員の出勤と休みはシフト制となり、週休二日もままならぬことになる。製造業の事業所では製造ラインの工程管理からしても、マヌケなハッピーマンデーに付きあう企業は少ない。
実のところ、ハッピーマンデーで一番苦労を強いられているのは公立の小中高の先生方ではなかろうか、私大ならハッピーマンデーを登校日に振り替えて調整できるが、公立の小中高はそうはできないから、時間割を組むのも大変であろうと想像する。