誰が世界を支配しているのか?
出版社の本の紹介には『『アメリカンドリームの終わり』が話題となっている、知の巨人、ノーム・チョムスキーが2016年に執筆した本書は、これまで一貫して米国政府の横暴や、それに従う御用メディア、御用知識人を批判してきた彼の集大成、あるいは遺言とも言うべき一冊。米国、中東だけでなく、日本を含めた東アジア情勢(特に北朝鮮の核問題の本質)にも触れた、「これからの世界」を読むうえで、必読の一冊』とあるが...
今年の3月から4月までテレビ東京の平日昼に放送されていた米国ドラマ『NCIS:LA極秘潜入捜査班4』でチョムスキーの本を反体制思想の教授に薦められたと云う学生に捜査班の女性が身分を隠して近付く件があった。ドラマは70年代の過激派の一人が名前を変え身分を隠して教授となり、最後は内ゲバで終身刑になると云う、判で押したような愛国ドラマとなっていたが、出演者(極秘潜入捜査班)のどいつもこいつも仲間内で罵倒しあい、ルールも都合よく自分の利益に合わせ解釈したりとか...絶対、米国には住みたくないと思わせるドラマだった。まぁ、ガキの頃に見ていた西部劇も白人社会を正当化する御都合主義そのままのプロパガンダで、相も変わらずですが、同じ時間帯で放送されていたリドリー・スコット監修の「NUMBERS」は文明批評にもなっていたのに対し、公権力に対し忖度したような内容であった。まぁ、それだけチョムスキーは公権力には煙たい存在なのだろう。(3月に書いたまま塩漬けになっていたが...トップページの記事が無くなったので。)
双葉社・誰が世界を支配しているのか?
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