December 18, 2016

イギリスからくり玩具展

 17日の土曜日、久しぶりにバスで高尾駅から甲州街道を市内・八日町まで行き、八王子夢美術館で開催中のイギリスからくり玩具展〜ポール・スプーナーとイギリスオートマタの現在〜を観て来た。八王子夢美術館ではこれまでも「世界のアートな玩具たち」「ムットーニ ワールド からくりシアター」等を開催してきているが、今回は現代のイギリスのオートマタ作家であるポール・スプーナーに焦点が当られている。表現方法として作家はオートマタ(からくり玩具)を選択しているが、これらの世界観でイラストレーションでもコミックでもアニメーションにでも展開できそる可能性も秘めている。逆に云えばコミックやアニメーションのワンシーンを3D変換してオートマタに封じ込めたとも…考えられる。
展示されているオートマタの手回しハンドルに直接手を振れることはできないが、展示ケースに仕掛けられた電動モーターに連動したスィッチを押せばからくりが動き出すようになっている。他にも動かすことの出来る歯車の機構模型もあり、オートマタに欠かせないラチェットの仕組みも解りやすく展示されている。


と云うことで、展覧会の図録ではないようだが、書店では販売されていない書籍とペーパーモデルを…購入。

そういえば、アカデミー賞の短編アニメーションにノミネートされた英国のSmith & Foulkesによる「This Way Up」の表現と共通する…何かがありそうだが…さて。

追記akiさんが、BBC NEWSのポール・スプーナー・アトリエ取材記事を教えてくれた。
BBC NEWS14 March 2013Twisted toymaker Paul Spooner on his 'wooden cartoons'

Posted by S.Igarashi at December 18, 2016 11:16 AM
コメント

英国だけに妖精が棲み付いているようなアトリエですね。ボール紙で試作したエレファントはイームズからの影響もありそうですね。

Posted by: iGa at December 23, 2016 02:21 PM

BBC には「wooden cartoons」とありますですね。
http://www.bbc.com/news/technology-21714090

Posted by: 秋山東一 at December 22, 2016 06:53 AM