昨日、今年最後の授業で都心まで出掛けたついでに、国立近現代建築資料館のみなでつくる方法 吉阪隆正+U研究室の建築を見てきた。国立近現代建築資料館は展示会を見るのに事前申込が必要とか手続きが面倒だったので、興味のある展示会があっても訪れたことがなかったが、今回の展示からはその必要がないと云うことで湯島まで足を延ばすことにした。と云うことで会場の国立近現代建築資料館は旧・岩崎邸の敷地内にあるが、一度も訪れたことがなく今回が初めてである。明治政府の富国強兵政策の時流に乗り財閥の礎を築いた岩崎家の旧・岩崎邸は吉阪隆正の「みなでつくる方法」とは真逆な建築であるのが皮肉に思える。
関連:乾燥なめくじ―生ひ立ちの記