一月ほど前からKindleの国内発売に併せてAmazonのトップ画面がKindle一色となっていた。そういえばAppleのiTunesStoreからiPhone/iPad AppのKindleをDownloadしていたが、国内マーケットが成熟していないこともあって一度も試したことがなかった。が...物は試しとiPad miniにインストールしてあるKindleをタップするとAmazonのアカウント入力画面が表示される。他の電子書籍のブックリーダーの様にAppからアドオンソフトの本を買うシステムかと思ったら、然にあらず、ブラウザからAmazonにアクセスしてKindleStoreの本を買うと自動的にiPadやiPhone等のデバイスに配信されるシステムであった。と云うことで同一ユーザーが購入した本はiPadでも、iPhoneでも読め....当然Kindleのタブレットでも読めるだろう。それは、iTunesStoreと同じマーケットを立ち上げソフトウェアを充実させてからデバイスを投入する戦略である。1990年代前期にマイクロソフトが有料のネットワークを立ち上げようとしたときゲイツは『インターネットは見当違いの構想』と無償のインターネットを詰った。マイクロソフトが置かれた現在の苦闘は...未来を予測できなかったゲイツのこの言葉にあるのだろう。そう、誰も入場料を取られるショッピングセンターに行こうとはしないさ。
そういえば2005年に出版のユニバーサルデザインフォーラムでソニーの電子書籍の液晶端末に触れたことがありますが、マーケットとソフトウェアを育てる努力をしないと....それにデバイスに魅力がないと....成功は難しいようです。
Posted by S.Igarashi at November 30, 2012 10:31 PM