由紀さおりのアルバムが瞬間的に米国iTunesStoreのジャズアルバムのトップを取ったそうである。何故、彼女の歌唱でジャズ部門なのか訝しく思ったのだが、アルバムそのものは米国のエンターテインメント系ラテン・ジャズ・バンドであるPink Martiniにゲスト・ヴォーカリストとしてレコーディング参加していると云うことで納得。因みに日本ではヴォーカリストのカテゴリーが優先されポップス部門に分類されている。1969と云えば童謡歌手・安田章子から再デビューした由紀さおりの出世曲となった「夜明けのスキャット」であるが、その当時、ジャズ愛好家から、これはスキャットではなく、強いて云えばハミングだろうと問題にされた曲名である。やはり「夜明けのスキャット」をそのまま英訳したのではサラやエラのファンから顰蹙を買うと判断したのか英語のタイトルは「Melody for a New Dawn」と極めて曲想に素直である。(おまけにYoake...No Scatと断っているし。) そういえば私が務めていた設計事務所の先輩のお姉さん方二人の一人は岩下志麻の同級生で、もう一人は確か由紀さおりの中学の同級生だと言っていたけど...ん〜Wikipediaのバイオグラフィーと辻褄が合わない。まぁ...流行り歌そのものが歌詞の意味からして摩訶不思議な現実歪曲空間だからそれも仕方ないかな...。
そういえば、一昨年、原信夫も引退したりとか、業界的にビッグバンドの維持やら、ビッグバンドをバックに...同時レコーディングすることが...難しくなってきている状況も手伝ってか...海外のバンドへの客演レコーディングに活路を見出したようですね。向うもアニメやカワイイ系だけじゃない大人向けのクール・ジャパンに期待してコラボ成立とか。
昔、西武美術館で高橋悠治の講演を聴いた事があるけれど、コンピュータチップの進化で和音が出せるようになってから...急速に打込み音楽が増え...映画音楽やイージーリスニング系のスタジオミュージシャンの失業が増えていると...
そうしたモノへの反動として...ライブ感覚のあるラウンジ・ミュージックのバンドが脚光を浴びているのかも知れません。ラテンもライブ感覚の必須アイテムでしょうね。
ぼくは少女童謡歌手だった時代は知りません。
でも上を向いて歩こう→スキヤの歪曲よりは
だいぶマシになったではありませんか
日本といえばスキヤキしか知らない知日米人の
オバカさんの仕業かと思っていたら
「私が考えた」と日本のディレクターだかが
ドキュメンタリーで自慢してるのを見て
呆れたことがあります。
玉井さん、どうもです。
聞き慣れないPink Martiniと云うバンドは西海岸のオレゴン州ポートランドをホームグランドに活動しているらしく、メンバーには日系人とかチャイニーズもいるようです。ショービジネスの辺地であるポートランドで...ワールドワイドに売れるようになったのは、メジャーレーベルに頼らずインターネットのフェースブックやツイッター等のソーシャルメディアネットワークを活用したセルフプロモーションにもあるようですね。そういえば、私らが高校生の時、P.P & Mによって流行った「Puff....」は最近ではNHK教育の「おかあさんといっしょ」とかでアニメショーンをバックに日本語の歌詞で童謡として唄われていますね。
もしかして...玉井さんは世代的にも童謡歌手・安田章子の頃からのファンだったとか...現実歪曲空間とか...失礼しました。まぁ...でも...いまは一つ年上?みたいだけど...以前...僕と同い年だったときは...其処まで...と...(^_^;
声も低く落ち着いて実力があるほうの人だから...そんなことしなくても良いのに...事務所の方針なのかなぁ...。
ジャンル的にはイージーリスニングと云うよりも...ラウンジ・ミュージックのようですね。
Posted by: iGa at December 10, 2011 09:03 PM日本のマスコミの言うことだから「長友のインテル」というように由紀さおりの夜明けのスキャットが扱われているのかと思っていましたが、これを見るとスキャットであるかどうかは別として、いちおう日本の歌をうたってるじゃないですか。
曲のタイトルも日本語が添えてあるし。
shinさん、どうもです。
そうなんです。自ら、スキャットでない...と
Pink MartiniをiTunesStoreで視聴する限りはイージーリスニング系のバンドみたいですね。
Posted by: iGa at December 8, 2011 11:08 AMNo Scat、笑えますね
東京新聞で由紀さおりの記事読みました
彼女がこだわっているように「童謡」なんですね
「Puff....」とか配曲はイージーリスニング