October 16, 2010

自炊の仕分け...そして未来...

さて『iPadでつくる「究極の電子書斎」 』の著者・皆神氏の様に蔵書一万冊を切り刻んで電子書籍化しまう猛者(尤もウィキペディアによれば此の吾人、本業は会社員と云っても新聞社勤務とか...)も居るようだが、其処まで割り切れない者や、自炊を始めたばかりの者は何から手に付けて良いか、正直迷う処がある。取り敢ずは雑誌の類いから仕分け、新書や文庫本の類いは買ったばかりの本や読もうと思って積読状態にある新しいものから自炊に掛けようと思う。そのうち単行本でも躊躇うことなく切り刻んで自炊するようになる自分の姿を想像する。そうすれば自炊する必要性が感じられない本を仕分けすることもでき、古本として処分するのに躊躇しなくなるのではないかと思うのであるが...さてさて...。

ところで、2010年9月5日放送のTBS系列『夢の扉・最先端のロボットを作り続けたい』が興味深かった。東京大学工学部・石川小室研究室の石川正俊教授による高速視覚情報処理を応用した「ブックフィリッピングフォルダ」は書籍をバラすことなく、パラパラと頁を捲る間に情報を読み取り画像補正処理までしてしまうそうだ。

石川教授のMy Goolは『2020年:世界が驚く高速の目を持ったロボットを20以上、実用化する』と云うことで実用化にはまだまだ...の様である。しかし10年なんてあっという間、さてその発明が一般消費者の手が届くものになるか否か...楽しみであるが...。

Posted by S.Igarashi at October 16, 2010 10:55 AM | トラックバック
コメント

Macintosh Desktop Architecture Guideも後でテキスト認識付きのPDFとして再スキャニングしたが、全てのスキャニングが終ってからA4-200頁のテキスト認識に17分程要した。それでもフラットベッドスキャナ付属の「読んde!!ココ パーソナル」とかのOCRアプリとは段違いに早い。

CS-5がネットワーク・サーバーに負担を強いるのはVectorWorksの比ではないらしく大学のシステム管理者も悩みを抱えている様子。

PDFはISO(国際標準化機構)がISO 32000-1として標準化しているので一般化しているが...目次を付けたり、頁を統合したりするのにProが必要だが...単体のパッケージソフトよりも...Proが付属したスキャナの方が安いと云うのも...不可解...。

Posted by: iGa at October 17, 2010 01:24 AM

スキャナ
jedi諸先生の話を参考に、しばらく前に壊れていたスキャナを買い替え。FUJITSUのAcrobat搭載のやつでなく、9,800円也のCanoscanLIDE210というホームユースのフラットベッド。どうもまだ紙媒体から離れられそうにない老人なのだ。このところ実行しているのは、図書館にある本は買わない、という原則。これで紙は大分減る。スキャナは本を裁断せず、ガラスに重しを掛けて押さえつけていたら、筐体が歪んでしまったらしい。ガリガリと音を立てながら、無理矢理スキャンするうち、WhiteLeopardには対応しません、となってしまった。

テレビでやっていたパラパラスキャナは面白かった。市販品は「最先端技術」と称しても過渡的製品だらけだ。これに対しジョニー・アイヴの目指すところは「最終型」という雰囲気が有る。

Canoscanの弱みはソフトのセコいこと。OCRアプリが「読取革命」という、名前を聞いただけで、皆逃げそうなセコさだ。中身はナンタラいう、別の名前で前回付いて来たソフトと同じだ。これで大分文字原稿を拾った。引用が有りそうな地域史の本が多い。戦国時代の浜松近辺の日本刀に関する、大部の本の何分の一かも、デジタイズして取ってある。取ってはあるが、それきり一度も開いていない。天田愚庵著「東海遊侠伝」から「石松の最後」もテキストデータにした。これはルビ入旧字体のリプリントなので、テキストの読取が難しく、校正が大変だった。旧字体を誤魔化してあるところをUTF-16にする必要が有るかもしれない。

コレデイイノダ。というのは何となくAdobeを避けている、という点もある。Acrobatもヴァージョンアップしてない。スキャナでもFUJITSUに売り込んでおいて、ユーザを網に掛けよう、という魂胆が丸み見えである。PhotoShopもElements3で困まるのは、自分でバッチを組めないくらいなので、CSにしてない。

Posted by: Fumanchu at October 16, 2010 09:23 PM