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と云うことで著作権の問題も考えなければいけない。基本的に著作権法第三十条の法的に許された「私的使用のための複製」の範囲を逸脱してはいけないのである。つまり自分が読む書物は自分でスキャニングして電子書籍化しなければいけない。つまり、それが『自炊』である。であるから素材が自分の物であっても調理を他人に頼んだり、隣人から「おすそ分け」を譲り受けたのでは『自炊』とはならないのである。また、その場所は自宅とは限らず、木賃アパートや湯治場の共同炊事場で調理道具を借りても自分が食べる物を自分で作れば『自炊』と云う解釈になるであろう。
因みに「初めての自炊...」で取上げた絶版の「Macintosh Desktop Architecture Guide」は著作権者なので無問題。
スキャニングが終ったPDFはAdobeAcrobatPro. で「しおり(目次)」を付ける。此の時、テキスト認識をしてあると、PDFからテキストのコピー&ペーストが可能となるので、タイピングする手間が省ける。
GoodReaderに取込んだPDFを他のAppで読むにはManage FilesでPDFを選択してから「Open In...」をタップする。
選択したPDFにポップアップ表示されたリストから目的のAppをタップするとGoodReaderが終了して目的のAppでPDFが開かれる。
i文庫で表題や開き勝手(縦書き/右開き)を設定する。
i文庫ではAdobeAcrobatPro. で設定した「しおり(目次)」は「しおり」ではなく「索引」となる。i文庫はPDFの見開き表示ができるので、より自然な読書スタイルが可能である。
そんな訳で『"iPad Night"「iPadってどうよ」』の続きとして『iPad afternoon 自炊の作法』なる、緩いワークショップを企画しているので、日時等が決まれば改めてエントリーする予定なのだ。
Posted by S.Igarashi at October 14, 2010 12:52 AM