July 25, 2010

音楽系オーディオブック...

JAZZを巡る旅と称した特設サイトがiTunesStoreに置かれている。元スィングジャーナル編集長(と云っても45年以上も昔だが...)でジャズ評論家・岩浪洋三氏によるオーディオブックを販売するのが趣旨の様である。その販売促進アイテムとして『マイルス・デイヴィス総括』が7/27までの期間限定で無料となっている。300円だったら買わないけど無料なのでダウンロードしてみた。米CBSに残されたマイルス・デイヴィスの主要なアルバムはSONYMusicが排他的独占使用権を持っていて、敵対するiTunesStoreには卸してないので、残念ながら「マイルス・デイヴィス総括」とはいかない。従ってジャズの初心者がオーディオブックを聴いてみて紹介されている楽曲を一点買いすることは難しく、(尤も著作隣接権の保護期間を過ぎた録音物としてリリースされているものもあるが...)初心者へのシナジー効果は望めそうもない。ラジオ放送なら楽曲を掛けることが可能だが、ポッドキャストやオーディオブックの場合は著作権の関係で語りだけとなり、中途半端で微妙である。iTunesStoreオリジナルのコンピレーションアルバム位は必要だろうし、その附録としてのオーディオブックなら納得であるが、一度しか聴かないモノにしては300円は高すぎる。
因みに岩浪洋三氏の話は至極真当である。40年昔、FM放送やスィングジャーナルで聴いたり読んだりしていたときは、総花的啓蒙的で印象にも記憶にも残らず面白くもなかったのだが...今は85%位は同意できそうだが...

Posted by S.Igarashi at July 25, 2010 10:38 AM
コメント

fuRu さん、どうもです。

これはどうやら、氏の朔北社刊『これがジャズ史だ〜その嘘と真実〜』定価2520円(本体2400円)に手を加えたもののようですね。まぁ、書籍ならば古本屋に売り飛ばすこともできますが...オーディオブックでは...ねぇ...

Posted by: iGa at July 28, 2010 02:21 PM

ありゃあ、今気づいても手遅れ。
300円では買いませんです、はい。

Posted by: fuRu at July 28, 2010 12:46 PM