May 20, 2010

推定300万台...とか

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2008年7月の週刊文春でこんなもの買ってはいけない...と揶揄されたiPhoneであるが、昨日放送された『NHK クローズアップ現代 スマートフォンの衝撃』によると、週刊文春によるネガティブキャンペーンを裏切り発売二年で推定300万台...だそうである。誰かの差し金か社会現象の表層しか見ていない週刊文春の捻くれた記事はどうでもよいが...iPadの発売を前にして週刊ダイアモンドが「アップル丸かじり」を特集するなど...経済誌や一般紙等にも取上げられる機会が増えたiPhoneにNHKもクローズアップであるが、ガラパゴスと揶揄されている日本のケータイ業界のどうしようもなさと...勘違い業界幹部の...救い難い現状の映像が...逆に週刊ダイアモンドの元DoCoMo幹部の記事に一層のリアリティを与えたようである。

KDDIオープンフラットフォーム部・部長の肩書きを持つ人物の『我々が管理してここなら安全ですよとお墨付きを与えるような仕組みを...』なんて...全然オープンでない...上から目線の発言は...北の将軍様の御国の様に時代錯誤的、まるで御上(監督官庁)の顔色を伺うようで...なんだか悲愴感が...。

番組ではiPhoneAppのToyCameraやTiltShift Generatorを開発した深津貴之氏に取材、彼の開発したアプリは有料無料合わせて世界中で120万ダウンロードされたとか。

それにしても、iPodとiTunesによるパラダイムシフトの延長にiPhoneやiPadが位置づけられ、やがてクラウドが觔斗雲に化けるか...そんな情況に置かれているにも関わらず...地デジ同様に課金システムで消費者を拘束することしか考えてない...輩の多いこと。

因みに14年前に書いた文章を...当時と比べると「週刊ダイアモンド」は成長したようだ。

 どうせ、下らないことしか書いていないと思ったが、このてのマッチポンプ式馬鹿騒ぎも知っておく必要があると「週間ダイヤモンド別冊(1996.1)バーチャル・ビジネス」を買ってみたが、内容の御粗末さには呆れ返るほどだ。

週間ダイヤモンド別冊(1996.1) P-34

・・・ジョブズは、同研究所(文脈からPARC?らしい)のウォズニアックとともにマッキントシュの原形の<アップル>を世に出し、さらに進化させた<マッキントシュ>を開発、これを世に送り出すために、コカ・コーラからジョン・スカリーを引き抜いて、マーケティングに存分に腕を腕を振るわせた。

自称マルチメディア・ジャーナリスト?の○尾○子さんが書いたらしい。マルチメディア・ジャーナリストなんだからインターネットで情報集めればこんな間違えするわけないのにね。

もとより業界よりのガセネタ・ダイアモンドとは承知しているが、4月1日には、まだまだ日がある。冗談もほどほどにしてほしい。

Posted by S.Igarashi at May 20, 2010 09:36 AM
コメント

最近は電車一両に必ず一人はiPhoneUserがいますね。昨日の出講日も行きの中央線と地下鉄でも、帰りの京王線でも、目の前に....iPhone片手に居眠りしてるネエチャンが...
本屋でもiPhoneとiPadばかりで...シアトルの大富豪は...面白くないだろな..

Posted by: iGa at May 27, 2010 11:03 AM

「アップルライク」という言葉が20年程前にあった様な覚えがあるが、このところあちこちから入るニュースは「アップルライク」という言葉がぴったりだ。

Posted by: Fumanchu at May 26, 2010 08:17 PM

まぁ、過去のタブレットのUIを引き合いにして、したり顔で「情報の生産より消費にむいているデバイス」なんて言ってる輩もいるようですが、既にiPhoneを情報の生産の小道具としている強者がいる位ですから、これから予想もしないAppも登場するものと思います。全ての因習に拘泥しない者だけが面白い仕掛けを考えるでしょう。
そして、パーソナルコンピュータはタブレットとパーソナルワークステーションの二極化に、その路を譲ることになるでしょうね。

Posted by: iGa at May 26, 2010 03:47 PM

NHKに続きアサシヒンブンにiPadのファーストインプレッションと、布石は確実に打たれているのであります。

Posted by: 古山惠一郎 at May 26, 2010 01:27 PM