奇しくもKeith Jarrettの65歳の誕生日である5月8日にCharlie Hadenとのデュオ・アルバム『Jasmine』がAmazonから届いた。二人が略三十年ぶりに邂逅し制作されたアルバムはスタンダードナンバーによるものだ。アルバム冒頭の"For All We Know"や"Where Can I Go Without You"等はNat King Coleのヴォーカルでも良く知られた曲である。アルバムを締めくくる"Don't Ever Leave Me"はキースが病から回復し最初に録音したアルバム"The Melody at Night, With You"にも収録されている。その"The Melody At Night, With You"を録音したキースのニュージャージの自宅スタジオでアルバム"Jasmine"は2007年3月に録音された。そしてアルバムの構成に三年の歳月を掛けて熟成させ"Jasmine"は日の目を見た。『...ジャスミンは夜に花開く、美しい香りを漂わせる花だからこそ、この作品に注がれた注がれた努力を聴きとって欲しいと思う。...』
iTunesStore:Jasmine
Niijimaさん、どうもです。
そうですね、クロージングのDon't Ever Leave Meは3:11とThe Melody at Night, With You.の時のソロより若干長めですが、お終いの10秒は殆ど余白です。永い空白を置いて邂逅した二人が静かに語り合う如くCharlie Hadenのベースに合わせ、ピアノソロよりもキースは更に引き算の演奏をしてますね。
Posted by: iGa at May 12, 2010 12:30 AMThe Melody at Night, With You.の一見タイニィだけれども(Don't Ever Leave Meなんて3分もありませんでしたし)、聴けば聴くほど、一音一音が染み込んでくる世界観が再現されているなら素敵ですね。