September 23, 2008

クヌート

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ドイツ語で"tot"が英語の"dead"と云うことを初めて知った。と云うことでドイツで一番有名な白熊(北極熊)"Knut"の父親代わりで飼育係の"Thomas Dorflein"が月曜日に自宅アパートで亡くなった。享年44歳、合掌。
Knuts Blog
Zoo Berlin

自然界では地球温暖化による絶滅危機種になりそうな北極熊である。クマというと昔、NHKで放送されていた『チロリン村とくるみの木』に出てきた「ハラペコ熊のペコポン」は「ペコポン、ヒクヒク、腹へった」といつもお腹を空かしていた。人形劇だけでなく自然界で生きる野生動物はいつもお腹を空かしているのだろう。二週間くらい前の夜中、車で帰る途中、前方を歩いている動物がいた、犬では歩き方がおかしい、タヌキでもない、車のスピードを緩め近づいて見るとイノシシだった。車を止めて良く見ようとするとイノシシは民家の植込の中に潜り込んでしまった。イノシシによる畑の被害は八王子では恩方辺りではあると聞いていたが、とうとう家の近くまで下りてきたようだ。子供の頃にみた野生動物はウサギとリスくらいだったが、最近はタヌキにイノシシ、そして外来種のハクビシンにアライグマと実に多用になった。地球上、最も凶暴で残忍な生物である人間に近づく危険を侵しても空腹には勝てないということか。
まぁ、野生の動物も、動物園の動物も、そして人間も生き難い世の中になっているようだ。
それにしても動物でも人間でも赤ん坊は可愛い。それが自力で生きることができない故の戦略であると解っていても...である。

Posted by S.Igarashi at September 23, 2008 10:48 PM
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