しかし、ティツィアーノも400年以上を経て『ウルビーノのヴィーナス』がポスターになって大量に複製され電車内や駅の構内の其処彼処に貼られるとは思いもしなかったでしょうね。
しかし、ポスターでは「いじめ」への配慮か少女を折檻する侍女の姿はザックリとトリミングしたり"Venus"の頭文字で...なんだかですので全体を...(注:私には腕まくりした侍女が折檻しているように見えますが、定説では少女が箪笥に頭を突っ込んでヴィーナスに着せる服を探していると云うことですので誤解なきよう。)m(__)m
先ずはジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」(1510)
そしてティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」(1538)
ルネッサンスもボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」(1485)から50年以上経つと...実に人間的で...
ついでにゴヤの「裸のマハ」(1797-1800?)と...
マネの「オランピア」(1866)も...
追記:ポントルモのヴィーナスとキューピッドも展示されているようで、他の作品を周囲に配置したポスターの右下の絵がそうですね。これは寓意性が強調された絵ですね。寓意性と云えばブロンズィーノの愛の寓意(Venus, Cupid, Folly, and Time)が有名ですがロンドンのナショナルギャラリーの所蔵なので、今回展示されるブロンズィーノの作品は別な絵のようです。
M.Niijimaさんが展覧会を観てエントリーをされました。
Across the Street Sounds:妻の懐妊を望むあまりに大公はそれを贈った
3月8日(土)22:00〜22:30のテレビ東京「美の巨人たち」は「ウルビーノのビーナス」ですね。
Posted by: iGa at March 8, 2008 11:35 AM玉井さんどうもです。
ヴィーナスと云えば息子のキューピッドが傍らに居る筈なのですが...もしかすると...そうなのか...と妄想させられる絵ですね。
浮世絵的にキャスティングすると、太夫に禿、そして遣手婆...。
Posted by: iGa at March 6, 2008 03:24 PM堪能しました。
どうもありがとうございました。
ぼくも、ティツィアーノでエントリーしようと思っていたのに、出しそびれていたのがありました。