iPhone 衝撃のビジネスモデル
岡嶋 裕史 (著) 光文社新書
今年の1月9日MacWorldの基調講演で発表された"iPhone"は来月、米国市場に投入される予定であるが、日本国内での市場投入時期は全くの未知数である。未知のApple製品に先駆けて新書が出版されるとは前代未聞な出来事であり、便乗出版と云う気もするが、それだけ期待の大きさの現れでもあろう。
内容は
第1章:iPhone の衝撃
第2章:Web2.0の幻
第3章:ユビキタスの挫折
第4章:クール!iPhoneのインターフェース
第5章:iPhoneが拓く新しいビジネスモデル
と云った具合に現状の通信・ネットワーク環境を俯瞰しつつ、iPhoneの位置づけを探るものであるが、「、、、携帯電話の居場所を電話機からオーグメントにシフトさせることによってである。」、、等々、至る所、カタカナによる文字化けが支配しているのが難点と云えば難点。
iPhoneが黒船になるのか、DoCoMo2.0がガセネタに終わるか、暫くは目を離せない。