January 01, 2007

わがやの雑煮

ということで同時多発エントリー「わがやのお雑煮大会」なのである。
見た通りで、どうってことない平凡な東京風の雑煮なのだ。「わがやの雑煮」と云っても特に伝統も格式もなく、料理する者が好き勝手に作っているので強いて云えば「俺流」なのだろう。父方は祖父の代まで会津藩で神社の神職に就いていたので、伝統的な食習慣が残されていても良さそうだが、何も受け継いでない。母方は祖父が茨城の農家の次男、祖母は石川は前田家に関わる毛細血管のような傍系の没落士族の出だが、これまた加賀の伝統もなにも引き継いでない。と云うよりも、郷に入れば郷に従えで祖父母の代から東京で暮らしていれば、入手できる食材からして東京風になって当たり前なのだろう。ところで正月料理のお煮しめであるが、母は「いりとり」と言っていたが、一般的には筑前煮の方が通用するようである。しかし、その地元では「がめ煮」と言うから、名称というものも良く解らない。まぁ、関西で「おでん」を「関東炊き」と言うのと一緒かもしれない。

因みにレシピであるが。
出汁:昆布、煮干し、かつお節(母は昆布は使ってない、昆布出汁は関西圏の影響だろう。)
鳥肉、生椎茸、三つ葉、ほうれん草(或いは小松菜)、鳴門巻き
餅は切り餅を焼いたもの
以上が定番であろうが、今日はそれに焼きネギと残り物の舞茸を加えた、それから柚子。

そう云えば、会津の伝統的食材は京都と同じ「身欠きにしん」である。足立に住んでいた子供の事は良く食卓に上がっていたが、いつの間に食卓に上がることが無くなっていた。その原因が父と母の力関係によるものかは、今となっては定かでない。

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Posted by S.Igarashi at January 1, 2007 10:39 AM | トラックバック
コメント

iwakiさん、どうも。
あけましておめでとうございます・
「合鴨と焼き葱」来年はこれで決まりですね。これに笹掻き牛蒡を入れても美味しいかも知れない。
鳥肉系が嫌いな場合は葱鮪鍋(ねぎまなべ)を雑煮にアレンジして「あぶり鮪(中トロ)と焼き葱」なんてどうしょう。

Posted by: iGa at January 6, 2007 02:46 AM

ちょっと出遅れましたが、あけましておめでとうございます。
どこを覗いても本当においしそうですね。合鴨と焼き葱、ぜひうちも試してみたくなりました。

Posted by: iwaki at January 6, 2007 02:19 AM

わきたさん、おめでとうございます。
皆さんのエントリーを読んで来年の雑煮プロジェクトが決まりつつあります。出汁はアゴを用いて、合鴨と焼き葱の雑煮にしようかな、なんてね。

Posted by: iGa at January 2, 2007 04:56 PM

栗田さん、「なます」も一度自分で作るとスーパーで売っているモノが食べられなくなります。

Posted by: iGa at January 2, 2007 04:53 PM

fuRuさん、どうも
おけましておもでとうございます。
鳴門分布図も面白いかも、きっと環境社会学見地からわきたさんが取り組む、、、なんてね。(^_^;)

Posted by: iGa at January 2, 2007 04:51 PM

iGaさん、おめでとうございます。今年も、どうかよろしくお願いいたします。拙ブログでも、一日遅れになりましたが、元旦と二日・三日の2種類のお雑煮に関してアップしました〜(2種類あるので、同時多発というわけにはいきませんでした)。うちは、母方の父親が福岡ですし、母親は家族とともに九州・佐世保に住んでいたことがあるので、煮しめは「がめ煮」です。「がめ煮」というと、「がめついやつ」の「がめ」を想像します。僕は、福岡に子どもの頃すんでいましたが、「がめる」とは「万引きする」「盗む」という意味でした。ですので、「がめ煮」という言葉を知ったとき、ピンとこなかったのですが、大人の説明によれば「がめ繰り込む=いろいろな材料を混ぜる」という意味らしいですね。しかし、雑煮に関しては、我が家は博多文化を吸収することはありませんでした。母の弟(叔父)は、博多の女性(叔母)と結婚したので、今年もアゴ出汁の鰤のはいった雑煮を食べているようです。

Posted by: わきた・けんいち at January 2, 2007 12:59 PM

iGaさんの年末のエントリーを見て、自分でも「なます」を作ってみました。
意外と簡単でおいしくできたので少しうれしくなりました。
「俺流」のお雑煮、自分でも試してみようかな。

Posted by: 栗田伸一 at January 2, 2007 11:26 AM

あけましておめでとうございます。
鳴門ですね。
私の実家の上越地方では鳴門は入りませんですが
家内の実家の松本では鳴門は必ず入るようです。
鳴門分布図というものを作っても面白いかもしれませんね。

Posted by: fuRu at January 2, 2007 09:41 AM

玉井さん、面白い企画ありがとうございました。
どこのスーパーも正月用の鳴門は寿ですね。この時期、フツーの鳴門は置いてないのがなんともです。
僕も来年はmasaさんちに倣い鴨とネギの雑煮にしようと思います。

Posted by: iGa at January 2, 2007 09:10 AM

コメントを書いたつもりで投稿していなかったようです。しかし、あれはどこにいったんだろう。で、ちょっと遅ればせのコメントになりました。
これを見ているうちに、焼いた餅の雑煮を食べてくなってきました。この鳴門は、寿と書いてあるのでしょうか。焼きネギがあると、鴨なんぞいれるのもいいななんて、思ってしまいましたよ。おやすみなさーい。

Posted by: 玉井一匡 at January 2, 2007 03:01 AM

父と母の力関係等しく、嫁と姑の力関係も存在しそうですね。キャー怖い。
今年もよろしくお願いします。

Posted by: nOz at January 2, 2007 02:11 AM

aiさん、どうも。
あけましておめでとうございます。
イクラ入りの雑煮は未だ未経験ですので、こんどチャレンジしてみます。
私、イヴェントでなくフツーに日常的に料理してますが、最近は年齢の所為かやっぱり和の総菜を作ることが多いですね。出汁を昆布や煮干しやカツオ節でとるようになってからインスタントラーメンが食べられなくなったと言うのは大袈裟ですが、インスタントラーメンを買い置きする習慣が途絶えました。

Posted by: iGa at January 1, 2007 09:18 PM

あけましておめでとうございます。
お雑煮に工夫をなさっていてとても美味しそうですね。
前の日からお出汁を用意するなどなかなかの段取りです。
お正月に男性が一手に台所を引き受ける地方があると
お聞きしたのですが、iGaさまは日頃から気軽にお料理を
なさる方なのでしょうか?

Posted by: ai at January 1, 2007 08:38 PM

neonさん、今年も宜しくお願いします。
僕もどこで見たのか忘れましたが、焼き葱は結構いけますよ。
一度食べてみたいのは博多の雑煮ですね。アゴ(飛び魚)の出汁とブリの入った雑煮はどんなものか味わいたいです。

Posted by: iGa at January 1, 2007 08:38 PM

新年おめでとうございます。
昨年はありがとうございました。今年もまたアースダイブでお目にかかれますのを愉しみにしております。

お雑煮、焼き葱を入れるのもちょっと美味しそうですね。

Posted by: neon at January 1, 2007 05:36 PM