November 04, 2006

公的空間・私的空間

昨日の東京新聞にチューリッヒ芸術造形大学のユルゲン・クルシェ氏のレポート『TOKIO』は個性・欧州から見た都市空間の特徴として「公共空間と私的空間の境界のあいまいさ」、「公共空間への私的空間の進出」、「非対称性としての美」が挙げられていたが、昨日散策した王子稲荷近くにある銭湯裏の小公園もその典型であろう。黄色と青のベンチは公共のモノだろうが、その他は、、、。

Posted by S.Igarashi at November 4, 2006 12:31 PM
コメント

「美は神の属性」とするプラトン主義からは派生しない考えですね。彼はプラトンの呪縛から逃れようとしている西欧人の一人なのでしょう。

Posted by: iGa at November 7, 2006 10:35 PM

iGaさん、こんばんは。いいですね〜、この記事。僕の関心と重なるところがあります。20年ほど前までだと、日本の「知識人」と呼ばれる人たちは、このような状況をネガティブに見たことでしょうが、このユルゲン・クルシェさんの分析はとても興味深いです。masaさんなどが軒下園芸と呼んでおられることとも(僕は空間論的に私設植物園化と呼んでいます)部分的に重なりあってきますし、玉井さんのMyPlaceとも関係してきそうな考察です。

Posted by: わきた・けんいち at November 6, 2006 07:54 PM