東京坂道散歩:冨田均・著、東京新聞出版局・刊
タモリのTOKYO坂道美学入門に次ぐ坂道の本、つまり坂本である。東京新聞朝刊に週1で連載されていた「坂道を歩こう」が単行本「東京坂道散歩」となって刊行された。筆者の冨田均は東京散歩の達人である。興味深いのは四谷荒木町の津の守坂の項である。聞書き・寄席末広亭の語り部である席亭・北村銀太郎から往時の荒木町を偲ぶ話を聞き出していることである。嘗て荒木町が四谷の箱根と呼ばれていたとは知らなかった。
masaさん、どうも。
私のところにも、たった今、Amazonから別の積む本が届きました。(^_^;)
なんでも荒木町で生まれ明治大正昭和を生きた銀ちゃんは滝壷で泳いだりして遊んでいたとか、谷底の池の廻りに見せ物小屋や茶店が並んでいる風景を箱根に見立てたとすると、近くにミニ富士(冨士講)があってもよさそうですね。
あ、誤解を招くといけませんので、追加です。箱根講って、別に宗教などということではなく、単に表現です。ミニ富士(冨士講)にならってミニ箱根(箱根講)というだけのことです(^^;
Posted by: masa at October 4, 2006 02:22 PM先日、往時の荒木町の錦絵を見ましたが、「四谷の箱根」という表現は、「なるほど〜」という感じです。箱根講だったんですね。僕は「明治のラクーア(^^;」なんて考えてましたが(^^;
富田さんの「東京徘徊」さえまだ積んであるというのに、また積む本を増やしていただき、ありがとうございます(^^;