June 16, 2006

オルタナティブな都市計画

先日、書店で立ち読みした新建築に興味深い記事が掲載されていた。東京大学・大野秀敏研究室によるFiber City/Tokyo2050と名付けられたプロジェクトは「縮小の時代の都市モデル」と定義づけられている。この構想は経済発展を基盤に据えた拡大・膨脹を続ける都市へのアンチテーゼと云えるだろう。既に郊外の団地では過疎化が現実問題となっており、「Mの時代」に代表されるデベロッパー主導による都市開発への警鐘でもあろう。因みに大野秀敏氏は槇文彦氏による「見えがくれする都市」の共同執筆者の一人である。

Posted by S.Igarashi at June 16, 2006 12:35 AM