April 16, 2006

根岸競馬場跡

masaさんKai-Wai 散策: 荒木町界隈凸凹地図のコメントで「池が涸れたものやカルスト地形を別にすると、いったい自然にできた真性スリバチって存在するのでしょうか…」という言葉が気に掛かり、そういえば横浜の根岸競馬場跡が緩いスリバチ地形になっていたことを思いだした。尤も、35年前くらいに一度行っただけなので記憶は定かでない。Macの数値地図ビュアーで調べてみたら谷口が高く、やはりスリバチを形成している。たぶん自然の谷戸地形を利用した競馬場だったので、メインスタンドへのアクセスの為、谷口に土手を設けて進入路を確保したのではないだろうか。まぁ勝手な妄想ですが。

追記:「東京の公園と原地形」を調べてみたら8章の「8-2 三渓園」に根岸競馬場についての記述がありました。あながち妄想でもなかったようです。

競馬場は谷戸の谷頭のあたりを利用したものである。谷戸を囲う東、南、西の三方の尾根はそのままコースとなり、北ノ谷を埋めて土手を高く築き上げ、コースを完成させた。コースに上り坂、下り坂があったが他にカーブがきつく危険なコースとして騎手に恐れられていた。すり鉢の縁を走っていたようだともいわれている。
と云うことで、根岸競馬場跡は田中正大氏のお墨付きを頂いたスリバチ地形でした。

Posted by S.Igarashi at April 16, 2006 11:08 AM
コメント

田中正大氏のお墨付文によれば、やはり、ここも新宿荒木町と同様に、盛土系真性スリバチということですね。

Posted by: masa at April 16, 2006 09:48 PM

ええっそうですか、お解りになりましたか!山手駅は最寄りの駅です。緑ヶ丘から谷間をおりて本郷町付近を通り、また一山上って学校に12年間通ったものです。競馬場(今は根岸森林公園と言いますが、私世代より前の人は、競馬場という方が通じます)の高いところからスリバチの底へ駆け下り、また駆け上がるとひゅうっと風を感じます。それが気持ちいいのです。飽きずに繰り返しやってましたね〜。

Posted by: neon at April 16, 2006 04:26 PM

neon さん、こんにちわ。
いいですね、こんなに大きな原っぱが遊び場だったなんて、スリバチ地形は囲まれ感があって、なんとなく和みますね。
「谷戸の町」の絵は何となくJR山手駅周辺の風景を連想させると思ってましたが、西之谷は山手駅の東側だったのですね。
昔、知人の奥さんが本牧通りの本郷町で小料理屋を開いていたので、なんとなくあの周辺の雰囲気はわかります。(その知人はその後、離婚して、既に他界してますが、、、)

Posted by: iGa at April 16, 2006 03:04 PM

ここは、私の実家から歩いて行ける場所です。この近くの幼稚園に通っていたので、何かというとここで遊んだものです。そうですねー、たしかにスリバチでした!かつては競馬場の遺構があって、子供心にとても巨大なものだと思ったのを覚えています。すでに錆色だったような気がします。ちょうど拙ブログでも今「谷戸の町」というエントリーを出していますが、ここは中区の本牧緑ヶ丘から西之谷ということろにかけてで、この西之谷もスリバチです。

Posted by: neon at April 16, 2006 01:56 PM