March 24, 2006

北田英治写真展 ル・コルビュジェのインド

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竹中工務店東京本店1FGallery A4の「北田英治写真展 ル・コルビュジェのインド 」を見た。そして講演会+シンポジウムにも参加した。その前にmasaさんの傳八ビルのルーツで紹介された両国・江戸東京博物館の「昭和モダニズムとバウハウス〜建築家土浦亀城を中心に〜」展を見てから、大江戸線と東西線を乗り継いで東陽町に向かった。東陽町は随分と前に運転免許証の再交付で行っただけで不案内な土地だが、地下鉄出口を出て次の交差点で右を向くと、直ぐにそれと分かる建物が視界に入ってきた。

北田さんの写真には、いわゆる「建築写真」つまり建築だけにフォーカスした写真とは一線を画し、建築の今を生きている姿が表わされている。建築が風土や人間との関係性に於いて成立するもので或る以上、建築が社会の中でどう生きてきたか、或いは生かされているか、その時間がフィルムに焼き付けられているように思えた。
そう云えばル・コルビュジェもルイス・カーンも最晩年をインドの仕事に費やしていた。北田さんのスライドにも写っていたインド人建築家B.V.ドーシ氏はMY ARCHITECT A Son's Journeyにも出ていた。彼はチャンディガール計画を知り、ル・コルビュジェの元に押し掛け設計に携り、現場を担当し、その後、カーンを招聘しインド経営大学の設計に推薦している。(カーンはこのインドの現場から帰路、N.Y.C.で倒れ帰らぬ人となっている。)
コルビュジェのインドでの仕事を見ていると彼の提唱した建築の五原則が実に伸びやかに生き生きと実現されているかが良く分かる。亜細亜的な建築の内と外との関係のユルさがコルビュジェの建築に命を与えているような気がした。

会場で落ち合ったakiさん「ル・コルビュジェのインド」をエントリーしている。
オープニングに行かれた真鍋さんはル・コルビュジエのインド/北田写真の魅力について語っている。

Posted by S.Igarashi at March 24, 2006 10:30 AM