December 18, 2005

マッパーな一日

Nokia051217a.jpgと云うことで昨日はいのうえsanmasaさんと御一緒にマッパーの聖地日本地図センターで開催された地図バザールに進入、普段は土日休みだがバザール期間中はは特別に1階の売店もオープン、この際であるから数値地図とMacDEミールをゲット、MacDEミールは注文生産と云ってもCD-ROMにコピーするだけのようだが、多少の日数を要するので後日送られてくる。数値地図はVectorWorksでどれだけの精度で読み込みできるかその検証も目的でもある。

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地図バザールのお土産はこの3D立体地図(メガネ付き)とメモ帳、どちらも無料、他にお子様向けにぬいぐるみ等のグッズも無償提供してあっった。

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日本地図センターを後にして目黒川沿いにアースダイブ、千歳橋付近ではカイツブリ(んな訳ないか)のアースダイブも目撃、西郷山にて日没を捉える。広重は江戸名所百景に目黒川に沿って河口の御殿山まで実に六枚の浮世絵を残している。ヒルサイドテラスの南にあるマンション・キングスホームスは「江戸名所百景・目黒元不二」に描かれた場所と云う。

アースダイブ終点の代官山は流石に今どきのオシャレな街らしくオヤジ向けの店はなく、(オヤジ向けの店なら山を下り、中目黒界隈であろう)代官山駅前のマーメイドカフェにてしばし談笑、あっという間に6時を過ぎ、それぞれ次の予定があり散会。

私は初台まで行き公開トーク「他者の痛みを感じられるか」 の開演ギリギリ5分前に到着、立ち見は覚悟していたが予想を超える観客動員であった。
トークの内容は茂木健一郎のブログに音声ファイルがある。対談は最後まで噛み合わなかったが、高橋悠治の最後の言葉「言いたいことを言えない苦しみを味わった方が良いと思う。」が、すべてを物語っているだろう。現代音楽家で自由人の高橋悠治の前で茂木健一郎くんは目が泳ぎ、じたばたしているだけのように見えたが、本人はそうでもないらしく、ブログで高橋悠治を批判している。しかし「他者の痛みを感じられるか」のテーマと高橋悠治を相手に茂木健一郎くんは明らかに勉強不足、高橋悠治の問いに他者の言葉を引用する茂木健一郎くんに「それは本に書いて有ることでしょう。」とたしなめるが、それが理解できない。高橋悠治は、茂木健一郎くんがどう考えているのか、どう認識しているのか彼自身の言葉を聞きたかったのだろう。それに対して、茂木健一郎くんは我々とか、同士とか、モーツアルトや小林秀雄を持ち出したり、常に的外れな返答のあげく、アドレナリンの分泌が急上昇してしまった。なんとなく、仲良しクラブ的なプチ・アカデミズムの限界が見えてしまったと云う印象である。

Posted by S.Igarashi at December 18, 2005 01:40 PM | トラックバック
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