September 02, 2005

Movie baton-2

と云うことで続きですが、
私、情報誌「ぴあ」の細かい文字を読むのがとても辛い、今日この頃です。
4★好きな監督★
20歳前後によく見たのがATG新宿文化だったので
ジャン・リュック・ゴダール
フランソワ・トリュフォー
ピエール・パオロ・パゾリーニ
フェデリコ・フェリーニ
ATG新宿文化なきあと、次にハマった映画館が神保町の岩波ホールで
ルキノ・ヴィスコンティ
アンドレイ・タルコフスキー
ですかね、、、
それとウッディ・アレンかな

最初に見たゴダールの映画は主演がジャン・ピエール・レオとシャンタル・ゴヤによる「男性・女性」で、当時メジャー配給されていたクロード・ルルーシュの「男と女」にタイトルが似ていたがゴダールの「男性・女性」を見た人は皆無に近かった。その後「勝手にしやがれ」「軽蔑」「気狂いピエロ」「アルファヴィル」「ウィークエンド」「中国女」と立て続けに見た。特に「気狂いピエロ」ラストのランボーの詩が流れるシーンはガキには刺激的だったね。またモラビア原作の「軽蔑」はイタリア合理主義を代表するグルッポ・セッテ(7)のアダルベルト・リベラ設計の岸壁に建つヴィラ・マラパルテが舞台になっている。何の予備知識を持たずに「軽蔑」を見た時、ブリジット・バルドーよりもこの建物に心を奪われてしまった。

フランソワ・トリュフォーはリアルタイムでは見られなかった突然炎のごとくが良い。

ピエール・パオロ・パゾリーニアポロンの地獄 を見たときは未だ十代でした。同じギリシャ悲劇の「オイディプス」から着想を得たのが松本俊夫監督の薔薇の葬列でATG系(アートシアターギルド)で封切られた。時期が「アポロンの地獄」の直ぐ後だっただけにパクリと見なされたのは不運だけど、「アポロンの地獄」よりもっと暗くじめじめしている。話題はピーター(池畑慎之介)の映画デビュー作だけ。この時代のATG系作品は大島渚をはじめとして、ほんとに暗かったなぁ〜。そういえば宇多田ママが十五、十六,十七とぉ〜♪、と唄っていたのは此の頃だっけ。

フェデリコ・フェリーニサテリコンも2年くらいのタイムラグはあるがアポロンの地獄 と同時代の映画と言って良いだろう。ん〜、今考えるとこんなに濃い映画を見ていたのか、ゲップ。

ルキノ・ヴィスコンティの映画を最初に見たのはアルベール・カミュ原作の「異邦人」だったが、マルチェロ・マストロヤンニが自分の中の原作のイメージと合わなかったので監督の名前までは記憶に残らなかった。その次に見たのが「家族の肖像」で、それからヴィスコンティにはまっていった。

アンドレイ・タルコフスキーも最初に見たのが惑星ソラリス だから監督で見にいったのではなくSF作品として見た。鏡、ストーカー、ノスタルジア、そして遺作のサクリファイスと西洋思想の四元素(土 気 火 水)の中でも特に「水」への執着が強い。タルコフスキーの映画は再生のメタファーである「水」がキーワードであり、彼の映画には常に「水のメタファー」が通奏低音としていつも浮遊している。

ウッディ・アレンのインテリアは独りよがりのインテリアデザイナー・建築家への悪意が込められていてシリアスドラマだけど面白い。

5★好きな俳優★
レイモンド・チャンドラー原作の映画・さらば愛しき女よで私立探偵フィリップ・マーロウを演じたロバート・ミッチャムの草臥れた中年男ぶりが良い。

6★好きなジャンル★
こうして見ると「SF」かな、スラプスティックも好きだけどなぁ。

以下、続く。

Posted by S.Igarashi at September 2, 2005 10:13 AM
コメント

すみませんfuRuさん、な、なぜか顔がニヤけてしまう( ̄ー ̄)

Posted by: nOz at September 4, 2005 12:23 AM

それはfuRuさんが"おませ"だったのよ。

Posted by: iGa at September 3, 2005 12:11 PM

うーん、やっぱり濃いですね。
読んでいる僕もゲップが・・・。
でも、ラインナップの中には、僕も観ているのが多いというのはどういうことでしょうか。

Posted by: fuRu at September 2, 2005 12:12 PM