PAUL BLEY BALLADS(ECM RECORDS)
そのLPレコードジャケットの裏面。
Mark Levinson(マーク・レビンソン、右から二人目)はポール・ブレイ・トリオの一員として1966年から1967年に掛けてジャズ・ベーシストとして活躍?していたが、その後、フェィドアウトするようにジャズシーンから姿を消してしまった。1970年代の初め頃、薄型の画期的なスタイルのソリッドステートアンプがオーディオ専門誌で話題になった。その名はマークレビンソン、名前の一致に、もしかしてと考えたが、オーディオ専門誌の評者にはそこまで追求する人はなく、疑問のままであったが、或る時、雑誌の記事で同一人物であることが判った。ポール・ブレイ・トリオのベーシストといえばゲーリー・ピーコックを真っ先に思い出し、次にスティーブ・スワローの名が頭に浮かぶ。その二人に対してマーク・レビンソンの印象は薄く、僕が所有しているポール・ブレイ・トリオのLPの内、彼が参加している三枚有るLPのライナーノーツにも詳しい経歴は記載されていない。このLPでもA面はゲーリー・ピーコックでB面がマーク・レビンソンとなっている。マーク・レビンソンの活動期間が短いのは1960年代後半にポール・ブレイがアーネット・ピーコック(左から二人目)と共にシンセサイザー・ショーと云うパフォーマンス・ユニットを組みピアノトリオの活動を休止したことも一つの要因だろう。結局、ポール・ブレイのモーグ・シンセサイザーはアパートの火事で消失してしまい。再びポール・ブレイはアコースティック・ピアノに戻ることになる。
いつかポール・ブレイについて書こうと思っていたがKawaさんのオーディオ機器のエントリーにマークレビンソンの名を見つけたので、彼にジャズベーシストとしての経歴があることを先に書きたくなった。
因みにLPは1967年3月31日の録音、ポール・ブレイ35歳の作品である。
先日、本屋でスイングジャーナルを立ち読みしたら、マークレビンソンのパワーアンプ、プリアンプ、CDプレーヤーで500万円を超していました。それに見合うスピーカーを加えると、お道楽も半端じゃないですね。昔でもプリアンプだけで80〜120万くらいはしたように思います。そう云えば、コジラから名前をとったアンプジラという超弩級パワーアンプなんてのもありました。
僕もQUADやタンノイには憧れましたが、それが手に入る年代になったらMacに散財していました。
レッドローズミュージックだそうです。
真空管ではない自前のアンプもあるそうです。
お詫びして、訂正します。
マークレビンソンのアンプはあまりに高額で私には縁もゆかりも御座いませんが、
QUAD二段スタックにデッカケリーのツイーターとハートレイのスーパーウーファーを足したHQDシステムには憧れました。
雑誌の記事や広告で彼自身が大変熱心なプレイヤーだという話は読んだことがありましたが、具体的な内容については知りませんでした。その後マークレビンソンの名前と会社を売って、彼はチェロというブランドを作りました。そのころ、彼自身はクラシックが好きだったようです。弓を使って少し小さい楽器を弾いていたのかも知れません。更に今はレッドローズというブランドを建てています。もう自身で機械を作るよりは、人の作った物に自分のブランドをつけてプロデュースをしていくみたいです。(EL34PPの真空管アンプでした。)
Posted by: kawa at December 6, 2004 04:38 PM