September 16, 2004

消え行く駅前書店

昔、JR高尾駅を浅川駅と呼んでいた頃の都下南多摩郡浅川町に1軒だけあった小沢書店が今年になって姿を消した。以前は北口の甲州街道に面した書店も、南口の開発に伴い南口のショッピングセンターに移動。高尾地区唯一の書店として存続していたが、90年代後半に南口の京王ストア2階に京王電鉄系列の啓文堂がオープン、その上ショッピングセンターの核テナントであるダイエーの経営不振も向かい風となり客足は遠のくばかり、とうとう数カ月前に閉店撤退してしまった。僕自身、ダイエーには買物には行かないし小沢書店もたまに利用する程度の不義理な客だったが、小学生の頃、月決め購読で雑誌「少年」を配達してもらっていたし、その後は小沢書店から雑誌「新建築」を月決め購読していた時期があった。昔はよく本を配達してもらっていたが、そうした商習慣はインターネットに取って代わり、頼みの雑誌販売もコンビニに奪われ駅前書店が生き延びるのは益々困難になっている。

Posted by S.Igarashi at September 16, 2004 10:39 AM | トラックバック
コメント

コンビニは雑誌だけでなく、セブンイレブンのようにネット書店のイーエスブックスと組んで書籍にまで手を広げているから、益々、駅前書店は経営が難しいですね。
まぁ、逆転の発想で駅前書店の経営を脅かしているAmazon辺りと手を組んで、コンビニとの差違を明確にしたネットカフェ型のブックストアにして、相談できる蘊蓄マスターがいて、書籍なら何でも取り寄せられるようにすれば良いと思うんだけどね。
スタバ+Amazon=駅前書店、なんてね。

Posted by: S.Igarashi at September 22, 2004 11:00 AM