August 03, 2004

Be-h@usの本

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LANDshipの秋山東一氏とGEODESICの栗田伸一氏のコラボレーションによる「Be-h@usの本」が届いた。発行人は九天社の沖山克弘氏、カバーデザインは高橋貴子さんである。皆さん、ソフトバンクから出したCD-WORKSHOPシリーズの拙著MiniCad篇でお世話になった方々である。僕にとって行間から作り手の顔の見える本でもある。


「Be-h@usの本」
秋山東一 著
ジオデシック 監修
株式会社 九天社 発行
ISBN4-86167-008-X
定価(本体3000円+税)

「Be-h@usの本」には僕と秋山さんとのMacintoshを通じての出会いについても触れられている。初めて下北沢の事務所を訪れお会いしたのは1990年の3月頃であるが、それ以前に秋山さんとは何度かニアミスをしている。1975年、まだ僕が高木滋生建築設計事務所に務めていた頃、山中湖は賛美が丘の別荘を担当していた。その時、丸格建築の羽田社長から、唐突に「秋山さんを知っている?高木さんの後輩だって、」と言われ、差し出された秋山さんの図面を見て、「お会いしたことはないけれど、東孝光さんの事務所にいた人ですね。」と、脳内リンクが繋がった。当時の高木事務所の所員が行く居酒屋の定番は新宿の傳八であった。その傳八で、高木さんの芸大時代の同級生の曽根幸一氏の事務所に務めていた平瀬氏に偶然お会いしたとき名刺を頂いていた。曽根幸一氏は山中湖のアトリエ(施工丸格建築)を雑誌に発表したばかり、平瀬氏はその担当であった。平瀬氏も高木事務所に一時在籍していたことがあり、僕が頂いた名刺で高木さんが平瀬氏に電話をして丸格建築を紹介するように要請して業者が決まったのであった。平瀬氏はaki's STOCKTAKINGのエントリーにある「東アジア世紀末研究会」のメンバーでもあった。その後、新宿の傳八は青山、銀座へと進出、店の内装設計は秋山さんによるもの、工事は高木事務所にも出入りしていた簗田氏と、どこかで人間関係の間接的な繋がりがあった。従って、秋山さんと初めてあったときも、既に共通のコンテクストがあったので昔から知っているような感じであった。

Posted by S.Igarashi at August 3, 2004 09:30 AM | トラックバック
コメント

本の効果があるようで「リートフェルトの平行定規」のPDF図面のダウンロード数が8月1日になって急に増えました。

Posted by: S.Igarashi at August 4, 2004 10:42 AM

ご紹介ありがとうございます。

そう、そういえば、ずいぶん昔から知り合いだったんですよね。
丸格の社長の弟のお店(西麻布のヴォーチェというイタリアン・レストラン)のオープニングで、丸格の会長(父上)が突然、こんな人がいたね、と話しだしたのが"大行"だったりして、携帯で、即、大行登場なんてことがありました。

Posted by: 秋山東一 at August 3, 2004 12:52 PM

このエントリーは、Be-h@usの本のコンテンツでは網羅できなかったリンクが、ブログを通じて広がっていく感じですね。
1年前に本ができていても、こんな展開は望めなかったので、いいタイミングで出版できたと思います。

RSS の Item 全文検索でみつかるBe-h@usの本に関係する内容を見るのが日課になりました。
Bulkfeeds: RSS Directory & Search
http://bulkfeeds.net/

Posted by: Kurita at August 3, 2004 12:16 PM