九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 グレッグ・ジラード/イアン・ランボット
イースト・プレス刊 ISBN4-87257-423-0 定価3500円(本体)
1993年に取り壊された九龍城砦、その最後の姿をそこで生活する40人の人々を通して九龍城砦の正しく日常を伝えた記録である。
九龍城が魅力的なのは、その恐ろしいほどの欠点ゆえに、現代の建築家たちがどれほどお金や技術を投入しても作り得なかったものを、住民たちが独自に作り上げたという点にある。九龍城は「命ある巨大建造物」なのだ。、、、「不確定な風景-香港一九八七」
前文:ピーター・ポパム「インディペンデント・マガジン1990/5」
その東アジア世紀末研究会のリーダー・大行さんのレポートへのリンクを追加しました。
九龍城は何か近未来的なSFの世界のようにも見えます。
1987年の6月、東アジア世紀末研究会で香港にでかけました。
その目的の第一はフォスターの香港上海銀行を見る事でしたが、九龍城にもでかけました。ここに入って出てこられなく........なんて話があって、一列になってこわごわ縦断しました。
これも、もうありませんね。