February 27, 2004

女子十二楽坊考

先日、台所で水仕事をしていたら女子十二楽坊のTV-CFが聴こえてきた。以前より、つまらないこのような音楽モドキが何故受け入れられるのか理解に苦しんでいたのであるが、その謎がすこし解けた思いがした。要するに女子十二楽坊は人間によるコンピュータミュージックなのだと、つまり打ち込み音楽なんですね。従って、破綻も情感も無く予定調和そのもので、ただテクニックだけをひけらかす上海雑技団のように聴こえてしまう。だから、その裏で暗躍する黒幕の姿さえもが彼女達の演奏から連想されてしまうのである。こんなものでもコンピュータゲームのBGMを聴いている人には楽器が生だというだけで癒し系になってしまうのでしょうね。
もう10年以上も前だが、中国の電報システムをテレビで紹介したことがあった。まだインターネットどころかコンピュータも普及していない時である。送信側と受信側の電報電話局にそれぞれ暗記力に長けた人材を要していた、つまり漢字をコード変換するのを人間の暗記力に頼っていたのである。送信側で文面を数値コードに変換する係員がいて、受信側にもその数値コードを漢字変換する係員がいて、もとの文章に直すのである。これは正に究極の人間コンピュータである。12億8000万の人口を抱える中国のことである、並外れた能力をもつ人材など、日本の比ではないだろう。女子十二楽坊の楽団員の交代要員もシリコンチップのように幾らでもいそうだ。女子十二楽坊の音楽的評価は彼女達が自らの意志で音楽的創造を行った後でなされるものではないだろうか。

Posted by S.Igarashi at February 27, 2004 11:24 AM | トラックバック
コメント

なるほど、ためになりました。
女子十二楽坊ってほとんどの人がほめまくりだから、
こういう意見をまっていた!
音楽の演奏技術が良いとか言われてるが、
きいたら全く感情が伝わってこないんです。
どこが癒しやねん。
美人な姉ちゃんばっかだと癒しかもしれんが、
音楽は大したことないね。
美女軍団ならどこかの国にもおるねん。
むしろボンドとかどこぞの国のマーチングバンドでもずっと上やねん。
美人はどこにでもおるんな。本当に聴きたいんは音楽や。

Posted by: うは at September 27, 2004 04:38 PM

あんたいったい何がいいたいわけ!?
あんたが嫌いでも十二楽坊のことが好きな人だってているの。べつに十二楽坊があんたに迷惑かけたわけでもないでしょ。インターネットこんな話しながされたら十二楽坊のファンが迷惑すんの。こうゆうことは流さんといてほしいんやけど。このサイト消してよ。


Posted by: あみん at July 27, 2004 12:07 PM