December 21, 2003

今朝の富士


近くのイトーヨーカドーの屋上から見た今朝の富士山、この辺りが富士山が見える限界、これ以上高尾山に近づくと、近くの山に隠れて見えない。その高尾山は右側の山。今日の夕方、この高尾山ので秋爺、松爺と一緒に蕎麦を味わう予定。

と云うわけで、午後四時に高尾山口駅で待ち合わせをして高橋家に直行、とりあえずエビスの生ビールで咽を潤してから蕎麦を注文、秋爺は鴨葱、松爺はトロロのそれぞれ温かい蕎麦、僕は鴨葱せいろの温かいつけ汁で冷たい蕎麦を食す。ころ合いを見計らってそば湯を持ってくるところが宜しい。
腹が満足したところで、せっかくここまで来たのだからとケーブルで高尾山駅まで登ることに、下りのケーブルカーは満員であるが、登りは貸しきり状態、これから山に登るのは余程酔狂か仕事で行く人だけだろう。夏季はビアホールになると云う展望台から下界を眺める。八王子の市街よりも多摩の横山の向こうに広がる橋本(神奈川県相模原市)の市街が明るいのは何故だろうか、きっと街の勢いが違うのだろう。残念ながら福生の横田基地はこの展望台からは森が邪魔して見えず、世界情勢の一端を窺うことはならなかった。ちなみに中央高速の向こう側の元八王子の八王子城趾からは横田基地が眼下に見える。山を下り、京王線と中央線を乗り継いで八王子市街に赴く。霊験あらたかな高尾山から下界に降りて、これから豚カツでビールという組み合わせで二次会。秋爺の案内で甲州街道は横山町駐車場裏のとんかつ・すずもとに行く。秋爺のお奨めはロースカツと生ビール、こんがりと揚がったロースカツは一目でラードを使って揚げたサクサク衣と判る。植物油で揚げた豚カツではこうはならない。お世辞抜きで、久しぶりに旨い豚カツを食べた。衣も肉も脂っこくなく、肉も箸でちぎれるほど柔らかく、胃にも凭れない。
とんかつ屋を出て、未だ時間があるので飲み屋を探す。放射線通りに向かって歩いていると客引きが近づいてくる。それを無視し放射線通りに出て駅に向かって歩き、途中のわき道を入ったところにあったイギリス風?のパブらしき店に入る。二階に通され、テーブル席に落ち着く。店内はビル・エバンスやロリンズ、マイルス等の60年代のモダンジャズがBGMに流れているが、客層は何か怪しげ、この辺りの水商売関係者の御商談の場に使われているようだ。
八王子で飲んだのは10年位前の同窓会以来である。それにしても八王子は随分と変わった、元々上品とは言えないが、それでも以前は客引き等はいなかったし、夜でも安心して歩ける街だった。西放射線通りの三崎町界隈はプチ・歌舞伎町化しているようだ。深夜にはミニスカ金髪のたちんぼもいると云う。そういえば、数年前に暴力団の抗争で発砲事件もあった。高尾山から見た八王子市街が暗く見えたのはそういうことだったのか。

Posted by S.Igarashi at December 21, 2003 11:57 AM | トラックバック
コメント

まったく、八王子は放射線西通り方面はお下品ですね。なんか丸井が撤退する気持ちが分かります。京王八王子の放射線東通りの方がヤクザも少ないみたいですね。

Posted by: S.Igarashi at December 23, 2003 04:11 PM

いやいや、どうもでありました。
やっぱり、いいバーというもんを知らないと困りますね。

Posted by: 秋爺 at December 23, 2003 06:35 AM