たむら君から絵本と豆本が送られてきた。福音館書店の月刊予約絵本「こどものとも 0,1,2,」の1月号【ごろんこ ゆきだるま】と豆本はマッチ箱大の「PHANTASMAGORIA museum tour」だ。
「こどものとも 0,1,2,」はゼロ歳児から二歳児までを対象とした子供が初めて出会う絵本だ。製本は見開きが一枚の絵になるように観音開きになっている。観音開きのページは一枚一枚貼り合わせになっているので、子供がちょっと乱暴に扱っても良いように本の造りはとてもしっかりしている。
たむら君はMacintoshを使って絵本からアニメーション映画までつくってしまう人だが、こんどの絵本【ごろんこ ゆきだるま】の下絵はコンピュータを使っていない。下絵はぜんぶ布地を使った手縫いの作品となっている。それも縫うだけでなく、生地の染め付けから自分でやっているのだ。
これがマッチ箱大の「PHANTASMAGORIA museum tour」。
ぼくは絵本を描く時は、子供時代の自分に向けて描いていますが、さすが赤ちゃんの時のことは思い出せません。拍子抜けするようなシンプルな内容ですが、実は今までの絵本の中で一番難しかったのです。
手縫いという作業は、ちょっと職人的な作業。面白い体験でした。