Macと写真（カメラ）を使ってるのかな、とは思っていたけれど。そんな風に手間を掛けていたのですね。
この絵本、技法は素朴です。
鉛筆描きの下絵をスキャニングして、それを元にPhotoshopで背景やキャラクターをレイヤーに分けて描く。
A1のプリンターでアルシュ紙などの厚紙にレイヤー順にプリント。
素材を切り抜いて、Photoshopのレイヤーと同じにステージ上に配置。
一眼レフデジタルカメラで撮影。画像をPhotoshopで修正。
ホントはこれでデータで入稿できれば良いのですがカメラの画像はRGB。色が心配なのでプリント出力が原画となりました。
見開き場面で粒状感が出てしまっているのはそんなわけです。
Potoshopでダイナミックに描き込んで編集できるのは8ビットまで。カメラの画像は16ビット。画像は劣化します。
来年は印刷業界ではRGB元年とか言われるそうです。続編の印刷に期待したいところです。書店で見つけて買って貰えると嬉しいです。