Comment: 川瀬巴水展

芸は師匠の所作を見て盗むもの…見当をつける勘を養う…てことね。

Posted by iGa at December 24, 2013 09:36 AM

もうひとつ欧米先進国の連中が学んでないのは、日本におけるスタジオシステムではなかろうか。

版元・絵師・彫師・摺師と言った職人組織が結局彼等には理解出来ないのだと思われる。広重・北斎をして浮世絵を成らさしめたシステムは「てやんでい、べらぼう」連だろう。ところが15世紀のフィレンツェに於けるボッテガ以来、ディズニーに至るまで、彼等のスタジオシステムは「神と僕」であって、徒弟が名を成すには自分が神に成らねばならない。徒弟は奴隷に近いもので「てやんでい、べらぼうめ」とは違うのではなかろうか。一神教と違い日本には「絵師の神様」が居れば「彫師の神様」も「摺師の神様」もいて、分業なのだ。

巴水の無形文化財記録のヴィデオを見たことがある。彫師と摺師が懇切丁寧に仕事の紹介をしているのだが、先日のNHKのテレビ同様「御素人衆にこんな説明をした所で、肝腎な所は解りはしめい。」という感じが面白かった。

Posted by 古山惠一郎 at December 22, 2013 12:59 AM

「試刷り」のバリエーションがPhotoshopを駆使している様で凄いですね。巴水はレイヤの扱いを自家薬籠中の物としてます。

Posted by iGa at December 21, 2013 01:45 PM

印象派はともかく、19世紀までの欧米人が驚嘆したのは、日本の木版画の多色刷ではないでしょうか。巴水にも「別色」「別版」が様々ありますね。米国ではMaxfield Parrishなど「別色」の研究をしています。

小生はPhotoshopをApertureに移したいのですが、レイヤの扱いが解りません、というかこれから覚えるのが面倒なので、アドオンを探してない。

Posted by 古山惠一郎 at December 21, 2013 01:30 PM