Comment: 著作権切れ...?

Niijimaさんどうもです。

「のだめ」とか「ピアノの森」とかコミックの影響なのかiTunesStoreでもクラシック部門の売れ筋はカタログ的なベスト50とか70とか100のコンピレーションアルバムが上位を占めていますね。新しいモノは話題性のあるモノか美形女性音楽家によるモノが売れているというのが現実ですね。
スーザン・ボイルも話題性の賞味期限があるうちに売り抜いてしまえということでしょうか。先日、床屋のラジオから...聴いた事のあるメロディが...耳を澄ますと曲はモンキーズのDaydream Believerだが、スローテンポでまったりとした唄い方...曲が終ってから...DJのコメントでスーザン・ボイルと知ったけれど...アルバムタイトルのdream繋がりで選曲したのでしょうが...なんだかでした。あの世でキヨシローも...目が点になってるんじゃないかな。

Posted by iGa at December 31, 2009 10:56 AM

> ...排他的独占使用権...
というのは解釈として当たっています。権利ビジネスはまったくその通り、外部の方々には謎だらけになってしまいますね。

"Classical Music Master Collection" も内容の一部を確認しましたが、まずクラシックの有名作曲家=死後50年以上経過=著作権切れ!
音源=コルトーによるショパン=古っ!
ヨッフム指揮のレクイエム=55年録音盤ではないかしら?
ということで著作隣接権も切れているものをたくさん集めたのでしょう。
原価は市販の音源の購入代金と、それらを圧縮音源に変換する人件費でほぼ完了。これなら安く提供できますね。
ただし、コルトーもヨッフムも歴史的には素晴らしい音楽家ですから聴きごたえは(マニアには)ありそうです。どうせなら気合いのはいったリマスターを施してほしいところですが、この販売価格でそこまで求めることはできないでしょう。
ということで(音源は時代的に)モノラルでしょうから入門者にはどうかな?って思います。

Posted by M.Niijima at December 30, 2009 11:04 PM

Niijimaさんどうもです。

なるほど...著作権切れ...ではなく...排他的独占使用権...のようなものが切れたということで解釈すれば良いのかしら..."Revolver Records Limited"のサイトには...iTunesStoreに提供している楽曲には一切触れられてませんですね。BMIにASCAP...昔、ガキの頃...なんだこれは...と思いましたです。

Posted by iGa at December 30, 2009 10:20 PM

Niijimaさん、詳しい解説ありがとうございます。

因みにAppStoreの方ではiPhone、iPodtouch向けに"Classical Music Master Collection" なるものが、正価$999.99-の処、いまなら230円で売られてますとか...。何がなんだか...(^_^;)。
http://www.vanillabreeze.net/blog/

権利関係の商いというのも素人目には...謎だらけですね。

Posted by iGa at December 30, 2009 10:05 PM

追記です。
因みにKind Of Blueの5楽曲はマイルスの作曲(エヴェンスとの共作もありかな)で、それらは全てBMI(米国の著作権管理団体のひとつ)の管理楽曲になっています。
すなわち著作隣接権は切れていてもマイルスの死後まだ20年弱ですから、楽曲の著作権は生きているのです。
このことは"Revolver Records Limited"から発売されたこのアルバムの売上から、その一部が(iTunesの場合、Apple経由で)「著作権使用料」としてBMIに支払われているはずです。

Posted by M.Niijima at December 30, 2009 09:55 PM

こんばんは。Milesのアルバム(だけではありませんが)で初発売後50年経過した音源は「(著作権ではなく)著作隣接権の保護期間を過ぎた録音物」とされることになります。
"Revolver Records Limited"はそれを利用しているわけですね。ただし本物のマスターテープは現Sony Musicの倉庫にあって、(音源提供のライセンスがなければ)他社が持ち出すことは不可能ですから、"Revolver〜"は市販のCD、あるいはLPから再度リマスターをしていることになります。
それに価値があるかどうかは"Revolver〜"の制作姿勢次第ということになります、、、
クラシックでは過去のSP盤や初期LP盤などの(俗に板起こしと呼ばれる)復刻CDが個人商店のような小さなレーベル会社から続々発売されています。

S社のUKは(面倒な親会社に)業を煮やしているのではないでしょうかね。それで別企業にライセンス供給するかたちでiTunesに載せてしまっている。同じくS社UKのLeona LewisなどにもSimcoの名が見えますから。

Posted by M.Niijima at December 30, 2009 09:14 PM

nOzさん、どうもです。

また、よく分からないのが、紅白出演で来日するスーザン・ボイル(Susan Boyle)のアルバムがiTunesStoreでも売られていること。日本ではCDがSONYMusicからリリースされていますが、iTunesStore Japanとony Music Entertainment Japanは未だ契約に至らないので直接、音源を提供できないせいか、ダミー?の会社を挟んで、Sony Music Entertainment UKがダミー?に許可することで提供されているようです。
それで、この"Revolver Records Limited"もスーザン・ボイルを提供している"Simco Limited"もネット検索してもその実態が不明であること等々...謎です。
因みにスーザン・ボイルはiTunesStoreではポップスにカテゴライズされているようです。素人なら唄の上手なオバサンで許されるけど...プロとしては...ん〜???...やっぱりキワモノということなんだろうな。

Posted by iGa at December 30, 2009 10:56 AM

そういう裏が.....ありそうですね。

以前、著作権使用料を請求する方と話した時に、事業施設でのBGMとして発売から50年経ったレコードだけを掛けているのであれば使用料の対象外になるけれど、CDなど新たに発売されたものは、その発売からまた50年と......そうか、楽曲の著作権じゃないのか......ん?やっぱりいまいち分からない(^_^;

Posted by nOz at December 30, 2009 10:22 AM