shinさん、どうもです。
僕が買った植草甚一の本は『ぼくがすきな外国の変った漫画家たち』この一冊だけ、他はスイングジャーナルと美術手帳に寄稿していたジャズに関する批評記事と、偶に新聞の文化欄に書いた記事を読んでいたくらいですね。
そういえば、むかし昼飯時に原宿表参道にあったイタメシ屋のトスカーナに入ろうとしたら、植草甚一が店から出てきて、ビックリしたことがあります。70年代はジャズのコンサート会場でよく見掛けました。
植草さんの「僕は散歩と雑学がすき」(多分こんなタイトル)は高校生だった僕のバイブルみたいでした。
もう手元にないけど、この二人には直接的でない大きな影響を受けている気がします。
shinさん、どうもです。
いやぁ〜二人とも明治生まれですし、軍靴高鳴る時代に敵性映画、敵性音楽に携わっていれば、恐らくは非国民扱いされたこともあるでしょう。戦争が終れば一変し、戦後は占領軍によって敗戦国の国民を軟化させ情報支配する武器に映画や音楽が用いられる訳ですから...人一倍喧嘩早い植草甚一が会社に残れる訳もありそうもない気がします。彼に比べれば温厚そうな野口氏も灯火管制下のもと、軟弱と言われても好きな敵性音楽を一目忍んで...聴いていたでしょうし...。のんびりは...無理でしょうが...好きだから...続けられたと思います。
新聞の最終ページで野口さんの記事読みました
ポスターもいいけど、植草さんや野口さんがのんびり仕事をしていた時代にやっかみます
>どことなくジェームズ・ディーンの有名なポートレイトを...
ちょっと拗ねたような上目使いな視線が...そうかも知れませんね。
フランソワ・トリュフォーは野口久光氏の描いたポスターが気に入って、その後の彼の作品の中で何度かさりげなく使われているそうです。
Posted by iGa at November 28, 2009 01:49 PM野口久光さんは音楽評論家だとばかり思っていました。神保町では、氏のイラストが背景...なんてことはつゆ知らず...でした(^^;
ところで、この男の子のポーズは、どことなくジェームズ・ディーンの有名なポートレイトを思い起こさせませんか...。