Comment: 『少年』の時代

横山光輝センセイが御書きになった鉄人28号は、元は太平洋戦争末期に起死回生を計る大日本帝国陸軍の秘密兵器であったのですね。
敗戦から60余年、サイパン島だかマリアナ島だかの海岸には身の丈30cmあまりに縮み、材質もビニールとなった鉄人28号が日本国より多数流れ着き、米軍ならぬ亀などがこれを退治しようとして腹を壊し、メーワクしていると米国の新聞にメーワクそうに書いてありました。

まあ、日本の劇画をハリウッドでリメイク、という時代ですから。

Posted by Fumanchu at September 6, 2008 06:44 PM

「杉浦茂を知ってる」と云うのも冗談が通じるかどうかのフィルターになりますね。
1987年頃、たむらくんの個展でイラストレータの伊藤桂司氏(何故か高校の後輩だった)に会った時、もしかして杉浦茂が好き?と聞いたら、図星でした。僕らより一周り年下の彼はリアルタイムで杉浦茂の絶頂期を知らないから、余計に憧れるらしく杉浦茂に会いにいったとか...。彼のイラストのシュールな側面には杉浦茂からの影響が潜んでいたのでした。
そういえば、先日の集中豪雨の翌日、楳図かずおに会いました。ちょっと目が合ったので「大変でしたね。」と声を掛けたら、甲高い声で「こんにちわ」と返事された。あの有名に成りすぎた吉祥寺の家でなく高尾の家に居たらしい。

Posted by iGa at September 6, 2008 01:10 PM

鉄腕アトム同様、記憶に残るのは「レレレのをじさん」であります。杉浦茂さんは湯島の医者の息子ということですが、湯島の奥辺りに「御掃除町」というのがあって、「御掃除ノ者」と言う人達が住んでいたそうです。差別された人達ですが幕府の官職なので、身分は保障されていた様です。「レレレのをじさん」はそうした由緒ある家柄の人かもしれません。

Posted by Fumanchu at September 6, 2008 12:05 PM