鎌田慧(かまたさとし・ルポライター)が東京新聞・本音のコラムでこんなこと書いてました。その一部を、、、
『 、、、もともと、砂上楼閣の内閣で、国民の支持基盤が弱かったのだから、倒壊は時間の問題だった。だから、テレビや新聞がこの段におよんでも、まだわざとらしく、トップニュースで報じるのをみると、鼻白むだけだ。 弱いものいじめと強行採決をやりたい放題やってきた、鼻つまみ一家の跡目相続にすぎない。その報いとしての混乱の修復に手を貸すのは、民意を裏切ることになる。、、、』
世の中、あの安倍のことはすっかり忘れ、自民党時期総裁選で浮かれていますね。
演説を聞いている誰も選挙権もないし、唯の一政党の行事の筈なのにマスコミは大騒ぎと、永年の自民党一党独裁の世界にどっぷりとつかったままのようですね。
そういえば、冷泉彰彦氏の昨日付けの「『反テロ戦争』の現在(911六周年)」でも書かれてますね。
『「給油は国際公約」だと思い詰めている姿は、ただひたすらに不自然に思えます。』と、更に『そうした言動が政治的モメンタムを獲得するための芝居であるのなら単に不誠実なだけですが、』とその言動を看破してます。そして『もしかして国際社会を理解する上での情報不足、時
間感覚のズレがそこにあるのだとしたら、これは恐ろしいことだと思います。』と結んでます。これは、危うい「少年官邸団」に対しての言葉でしょうね。まったく同感です。
朝日新聞はトップで取り上げるでしょうね、少年官邸団の井上某から徹底的に毛嫌いされ蚊帳の外に置かれていたようですから。
それにしても懲りない政治家と、反省しないメディアですね。
この本の著者もそうですが、NHK報道局から代議士秘書へ転職、今度は海外メディアの記者を経験してフリーとなったように、メディアと政治家との距離感が問題ですね。角栄のロッキード事件然り、江副のリクルート事件然り、政治部記者は事件化される前から「そんなこと知ってる」のが当たり前だった訳ですからね。
本書の中でも官邸と近い関係にあった政治部記者にNHKの女性記者と産経新聞の二人の記者が実名で書かれてますが、その結果は推して知るべしでしょうか。
本日16日の朝日新聞読書欄のトップが本書でありました。
世の中、いつのまにかステージは第2ステージというのが恐い感じであります。